2025年3月14日、北京市薬学品質管理・改善センター(以下、北京市薬学品質管理センター)は、北京市の2024年度薬学品質管理事業総括会議と2025年度事業展開会議を開催した。北京市衛生健康委員会薬物・医療器械処の楊暘副処長、国家衛生健康委員会国家薬事管理専門品質管理センター弁公室の趙頴波主任(同委員会病院管理研究所薬事管理研究部部長兼任)、北京市薬学品質管理センターの翟所迪主任、同センターの胡欣副主任、楊毅恒副主任、11の薬学品質管理事業グループの責任者が会議に参加し、発言した。各区の衛生健康委員会と経済技術開発区事業管理局の薬学品質管理事業の担当者、各区の薬学品質管理センター、各医療機関の薬学品質管理事業の担当者など、合計600人以上が会議に参加した。
会議の議長は胡欣副主任が務めた。楊暘副処長は品質管理事業のフィードバックが問題に直面し、業務改善を効果的に促進する必要があるという要望を述べた。その後、翟所迪主任は北京市薬学品質管理センターを代表して挨拶を行い、今後の薬学品質管理事業の注目すべき重要な方向性とその意義について簡潔に説明し、その重要性を強調した。国家病院管理研究所の趙頴波主任は国家薬学品質管理レベルから薬学品質管理事業についての考えを述べた。また、間もなく発表される薬学の重要品質管理指標に焦点を当て、人材配置、薬学管理組織とシステム、処方(医師の指示)監査、政府末端組織の医薬品連動管理メカニズム、麻酔薬と向精神薬の管理、抗菌薬の使用と管理、薬物の適応外使用など幅広い側面から、薬学品質管理の現状を深く分析した。次のステップとして、趙頴波主任は、「今後、政府末端組織の能力開発を強化し、抗菌薬処方の実施と薬剤残高の管理に注意し、入院患者の点滴標準使用率をさらに強化することに重点を置く」と指摘した。
楊毅恒主任は、2024年の北京市薬学品質管理センターの重点事業に基づき、区レベルの品質管理センター、専門家グループ、医療機関に問題をフィードバックした。フィードバックの内容には、抗菌薬の分級管理、重要な管理対象となる薬物、点滴の標準使用率、不足する人材の育成が含まれた。今後、北京市薬学品質管理センターはデータ品質管理事業を強化し、データ品質管理プラットフォームを十分に活用し、タイムリーな対応、精密管理、フィードバックの強化を実現する。同時に、データ報告、標準指導操作と現場特別検査を通じて、楊毅恒主任は各レベルの医療機関と区レベルの品質管理センターに2025年の活動要求を提出した。
今回の会議では、北京市コミュニティ処方審査、二級・三級病院処方審査、医薬品の合理的使用と副作用モニタリング、抗菌薬使用の特別改善とモニタリングネットワークの運営、マイコプラズマ耐性モニタリング、細菌耐性モニタリング、麻酔薬と第一類向精神薬の管理、点滴薬の集中調合と調剤品質管理、治療薬モニタリング、妊婦・産婦に向けた薬学品質管理、がんに向けた薬学品質管理など、合計11の専門品質管理グループは参加し、2024年度の各種業務で確認された問題点についてフィードバックをそれぞれ実施し、2025年の業務展開とその後の主要業務計画を報告した。
最後、翟所迪主任は会議の内容を総括し、「薬学サービスの質と薬物療法の質を向上させることは医療従事者の責任であり、共通の目標である」と強調し、「薬学の質は医療の質とともに改善し、薬学品質改善の共同推進とその成果の共有を実現し、共同イノベーションによって医療サービス全体の質の向上を促進する」という期待を述べた。
今回の会議は、2024年の品質管理事業の総合的な「身体検査」であるだけでなく、「第14次5カ年計画」における薬学の質の高い発展を達成するために動員・事業展開を行う取り組みでもある。国家が医薬分野で新たな質の生産力という理念を徹底的に実践する中、北京市薬学品質管理センターは引き続きスマート品質管理プラットフォームの構築を推進し、多領域連携メカニズムを強化し、品質管理の標準化・細分化を通じて、効果的に医薬品の合理的使用を確保し、全国のモデル地域である首都で高品質な医療サービスシステムの構築に確実な保障を提供する。