2月20日、2025年の北京疾病予防管理事業会議が開催された。会議は、習近平総書記の新時代の中国の特色ある社会主義思想を指針とし、中国共産党第20回全国代表大会、中国共産党第20期中央委員会第2・3回全体会議、中国共産党第13期北京市委員会第5・6回全体会議の精神の貫徹、国家衛生健康委員会、国家疾病予防管理局の指示、北京市「三医(医療、医療保険、医薬品)」協同事業の要求の徹底的な実行を中心に、2024年の関連活動を総括し、2025年の重点任務を配置した。
会議では、「2024年に北京市の疾病予防・管理関連機関は制度改革、感染症の予防・管理、慢性疾患の包括的な予防・治療を促進するために、効果的な取り組みをとり、新たな進歩と新たな成果を上げた」と強調された。
具体的には、疾病予防・管理の制度的メカニズムを継続的に改善し、市・区レベルの疾病予防管理局の設立・運営を達成し、全市の疾病予防・管理事業の質の高い発展を継続的に推進し、「首都公共衛生センター」の建設、国家レベルの医療・予防協同と医療・予防融合のパイロットプロジェクト、市レベルの公衆衛生管理体制建設の実証プロジェクトで新たな進展を遂げた。各種感染症のリスクに効果的に対応し、結核、エイズ、C型肝炎など主要な感染症の予防・管理・治療の効果を大幅に向上させた。疾病予防・管理の主要能力を継続的に改善し、多レベル・多チャンネルの監視ネットワークを継続的に強化・拡大し、全国トップクラスに位置づけるよう努力し、緊急衛生問題の対応能力、検査・検出能力を継続的に確保・強化し、全国疫学調査技能コンテストで優秀な成績を収めた。健康介入戦略と措置を最適化し、電子予防接種カードや無料インフルエンザ予防接種範囲の拡大など、国民に利益をもたらす一連の取り組みを導入し、中小・零細企業の労働環境の改善と市レベルのヘルスケアサービス企業の設立など、労働衛生管理能力を継続的に向上させた。総合監督・管理モデルを継続的に革新し、公共衛生分野でオフサイト監督・管理を段階的に実施した。全市の監督・管理機関は初めて市内全体の消毒製品メーカーを対象に種類別監督・管理の総合評価を実施した。慢性疾患の総合予防・治療・管理体制を初歩的に構築し、重度精神障害患者向けの総合的なサービス管理はの質と効率をさらに向上させた。
会議では、「2025年は『第十四次五カ年計画』の最終年である。北京市の疾病予防・管理関連機関は公衆衛生管理体制の現代化という目標を中心に、市内の疾病予防・管理事業の品質向上と現代化を引き続き推進する必要がある。一、区レベルの疾病予防・管理部門と監督部門の再編成を加速化し、市レベルの地域公衆衛生センターを設置し、高水準の公共衛生人材の育成を強化し、主要分野の発展と科学研究成果の実用化を促進する。二、主要感染症の予防・管理を継続的に強化し、感染症の予防・管理メカニズムを強化・改善し、エイズや結核などの主要感染症の予防・管理措置を革新的に制定する。三、『疾病予防・管理の主要能力強化の年』と『精神衛生サービスの年』という行動の実施を中心に、監視・早期警報、リスク評価、緊急対応、疫学調査、検査・検出、医療・治療など、疾病予防・管理の主要能力の強化を加速化する。また、北京市の精神衛生サービス体制の建設を改善し、重度精神障害患者の管理・治療を強化し、精神衛生に対する宣伝と指導を強化する。四、公衆衛生サービスを改善し、予防接種計画サービスを継続的に最適化し、飲用水や公共場所などの健康被害要素の監視を強化し、多くの部門と協力して気候変動健康適応行動を共同で実施し、職業病予防・治療に向けた「3つの行動」(職業病リスク項目の申告拡大行動、中小・零細企業に対する労働衛生支援行動、職業病予防管理組織の質とコンプライアンスの向上行動)を徹底的に推進する。五、衛生監督と法執行の効果を継続的に高め、行政法執行の制度的メカニズムの構築と標準化を健全化・改善し、公共衛生分野の監督・法執行検査を厳格に実施し、重要な季節と重要な場所で特別検査を引き続き実施する。六、慢性疾患の予防・治療体制の構築をさらに改善し、重要な公衆衛生プロジェクトと基本的な公衆衛生プロジェクトを通じて慢性疾患のモニタリングとスクリーニング、介入を効果的に実施する。七、党の建設を全面的に強化し、疾病予防・管理事業への党の集中的かつ統一的な指導を堅持することで、首都の疾病予防・管理事業の質の高い発展を促進するために強力なシナジー効果を発揮する」という指示が出された。
北京市衛生健康委員会の関連事業責任者、北京市疾病予防管理局の主な責任者と指導グループのメンバーが会議に出席した。豊台区、順義区、朝陽区、通州市、海淀区、西城区などの疾病予防管理局の主な責任者と北京税関の責任者が発言した。北京市関連部門の責任者、北京市衛生健康委員会に駐在する規律検査監督委員会規律検査監督グループの責任者、北京市衛生健康委員会関連部門の責任者、北京市疾病予防管理局の各部門の責任者、市レベルと区レベルの疾病予防管理(衛生監督)機関、精神衛生予防管理機関の主要責任者、軍隊衛生関連機関、民間航空、鉄道、税関、国境検査などの関連部門の責任者が会議に参加した。