大学時代は若者の喫煙規制にとって重要な時期の一つである。研究によると、中国の現在の喫煙者の約半数は20歳以前に喫煙を始めたという。2021年に北京市で実施された若者の喫煙行動に関する調査によると、北京市の大学生の喫煙率は7.1％で、高校生（2.0％）の約3.5倍となった。そのため、大学生の喫煙規制に関する宣伝を強化することは非常に必要である。

2024年7～10月、北京市衛生健康委員会と北京市愛国衛生運動委員会弁公室は、若者の喫煙規制活動をさらに向上させ、首都の豊富な大学資源を最大限に活用するため、「2024年大学喫煙規制ディベート大会」を開催した。この大会は北京市疾病予防管理センターが共催し、中国伝媒大学が企画した。北京大学、清華大学、中国人民大学、北京師範大学、西安交通大学、国際関係大学、武漢大学、中国政法大学など、全国の7つの省・直轄市から24校の大学が積極的に参加した。

24試合の総当たり戦と4試合の勝ち抜き戦の結果、中国政法大学、南開大学を含む4チームが勝ち残った。10月20日、中国伝媒大学にて、大学喫煙規制ディベート大会の準決勝と決勝が行われた。中国伝媒大学の代表チームが優れた成績で今年のディベート大会のチャンピオンに輝き、2024年大学喫煙規制ディベート大会は成功裏に幕を閉じた。

近年、北京市は若者の喫煙規制を非常に重視している。2024年、市内の大学で喫煙規制ボランティアチームの設立を推進している。現在までに、市内の97校の大学のうち、喫煙規制ボランティアサービスは50校をカバーしている。各大学は講義、展示ボード、知識コンテストなどの形で喫煙規制に関する宣伝活動を55回実施し、参加者は10万人近くに達している。大学喫煙規制ディベート大会は、北京市で過去2年間実施されてきた若者喫煙規制キャンペーン「禁煙環境で成長、健康な未来へ」の重要な一環であり、「北京市喫煙規制条例」制定の10周年記念活動の継続でもある。次の段階では、市内で若者の喫煙規制活動をさらに強化し、大学における喫煙規制ボランティアサービスの範囲を引き続き拡大し、若者がより多くの人を喫煙の害から守るために良い役割を果たすよう奨励する。