2024年5月21~22日、北京市衛生健康委員会と北京市教育委員会が主催し、北京市青少年法律心理相談サービスセンターが企画する「首都大学における喫煙規制宣伝の基幹教師向け能力向上活動」が昌平区で開催された。市内の73校の大学から喫煙規制宣伝の基幹教師が参加した。北京市衛生健康委員会愛国衛生推進処の湯偉民処長と北京市教育委員会体育衛生・芸術教育処の凌長龍二級調査研究員が出席して演説した。

凌長龍はまず、今回の活動に参加した各大学の基幹教員を歓迎し、感謝の意を表した。また、「新時代の学校と関連機関における衛生・健康教育の強化は、健康中国の建設を全面的に推進するための重要な基盤である。予防を主要な手段とし、学生が正しい健康観を確立できるよう指導することが重要である」と強調し、「各大学は、長期的かつ安定的な喫煙規制体制を構築し、学内で喫煙規制宣伝キャンペーンや喫煙規制監督パトロールを実施するボランティアチームを設置することが求められている」という期待を伝えた。
北京市衛生健康委員会愛国衛生推進処の湯偉民処長は北京市の喫煙規制活動と大学向けの喫煙規制活動について詳しく分析した。また、「『北京市喫煙規制条例』の制定から10年が経ち、北京市の喫煙規制活動は目覚ましい成果を上げている。知識普及と人材育成の重要な場として、大学は喫煙規制対策の先駆者となるべきである」と強調し、「今回の活動を通じて、喫煙規制の宣伝と教育における教師の能力と水準を向上させ、大学における禁煙の学習・生活環境を構築する」という期待を伝えた。
活動現場では、北京市疾病予防管理センターの孫頴主任技師は「北京市喫煙規制条例」について各大学の教師たちと学生たちに詳しく説明した。中国喫煙規制協会副会長、北京市喫煙規制協会常務副会長、首都医科大学宣武病院胸部外科主席専門家の支修益教授は「タバコの危害と身体の健康」と題して講演した。北京市喫煙規制ボランティア総隊の劉輝元隊長は北京市喫煙規制ボランティアの活動を紹介し、ボランティア活動の経験を語った。中国喫煙規制弁公室の姜垣元主任は「国内外の喫煙規制の情勢」について講演した。専門家たちは喫煙の危険性、喫煙規制に関する知識と技術、喫煙規制ボランティアチームの構築について、様々な視点から包括的かつ詳細に説明した。
活動期間中、各大学の教師たちは喫煙規制の経験や実践を紹介し、他校と踏み込んだ交流をした。
活動終了後、教師たちは「学校に戻った後、学習成果を喫煙規制の実践に生かし、喫煙規制の概念を人々の心に深く根付かせる。同時に、大学の教師と学生をより多く動員し、喫煙規制の宣伝・教育活動に参加させる」と述べた。
次の段階として、各大学は世界禁煙デーに各種の喫煙規制宣伝活動を実施し、大学における喫煙規制ボランティアの定期的な活動体制を確立・改善し、共同で禁煙北京の建設に積極的な役割を果たす。

