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北京市、2024年の高齢者健康活動会議を開催
ソース:北京市衛生健康委員会
日付:04/03/2024

3月20日、北京市衛生健康委員会は2024年の高齢者健康活動会議を開催した。会議では、北京市党委員会と北京市政府の政策と配置を徹底的に実施し、全市の「三医連動(医療保険体制改革、衛生体制改革、医薬品流通体制改革の連動)」活動会議の精神を全面的に実施し、近年の全市の高齢者健康活動を回顧・総括し、2024年の課題を配置した。北京市衛生健康委員会高齢者健康処処長兼一級調査研究員の丁衛華氏が業務報告を行い、同委員会一級巡視員の王小娥氏が会議に出席して演説をした。

北京市の高齢者健康活動は「高齢者の生き方への積極的な見解、健康的な高齢化」を基本的な指針とし、高齢化に積極的に対処する国家戦略と健康中国の国家戦略を協同的にに推進し、首都の機能的位置づけを重視し、高齢者の健康を中心に、高齢者健康サービスのサポート体制の継続的な強化、医療・養老統合サービスの継続的な深化を堅持する。

高齢者健康政策体系を徐々に改善した。具体的には、「北京市の人口高齢化への積極的な対応に関する実施計画(2021~2025年)」、「新時代における首都の高齢化対策の強化に関する実施意見」、「北京市の高齢者健康サービス体系の確立・改善に関する実施計画」、「北京市の医療・養老統合の発展の徹底的な推進に関する実施計画」など、一連の関連政策を制定した。市・区レベルの高齢者健康と医療・養老統合サービス指導センターを設立し、「1+17+N」活動メカニズムを確立し、高齢者健康サービス体系をさらに健全化した。全国で率先して老年友善医療機関を創設し、2018年の22カ所から2023年末には595カ所に増加し、創設率は98.7%に達した。老年医学科の設置は効果的で、公立二級以上の総合病院に設置された老年医学科の割合は85%に達した。全国で率先してコミュニティ衛生サービス機関における高齢者健康サービスの標準化を実施し、3年間の努力の結果、合格率は96%を超えた。高齢者健康サービスは範囲と規模を持続的に拡大した。失行の予防に焦点を当て、失行高齢者の健康管理プログラムを実施し、累計32.4万人の要注意高齢者を検診した。失認の予防に焦点を当て、脳の健康診断プログラムを実施し、累計92.2万人の高齢者を検診した。口腔の健康に焦点を当て、高齢者向けの「口腔健康診断」プログラムを実施し、累計6万人以上の高齢者に無料の口腔健康診断を提供した。メンタルヘルスに焦点を当て、70カ所のコミュニティ(村)で高齢者向けの心理ケアプログラムを試験的に実施した。高齢者健康施設をさらに改善する。2022年から、高齢者介護センターとホスピスセンターの建設は3年連続で市政府の一般向け生活プロジェクトに組み入れ、累計1億元以上の特別資金を投入した。現在、21カ所の高齢者介護センター(500床)と12カ所のホスピスセンター(600床)の改築と建設が完了した。2023年末までに、全市の100カ所近い医療施設はホスピス(ホスピス科)を登録し、1,100床以上のホスピスベッドを開設した。医療・養老統合サービスをさらに深化させた。「北京市の医療・養老統合の発展のさらなる促進に関する実施計画」を発表し、北京市医療・養老統合遠隔協同プラットフォームを利用して一般向け科学講座、人材育成、介護指導、再診・医薬品提供、遠隔相談などのサービスを医療・養老統合機関に提供する。国家医療・養老統合モデル区とモデル機関の設立を組織した。朝陽区と海淀区が国家医療・養老統合モデル区に、3つの機関が国家医療・養老統合モデル機関に選ばれた。現在までに、医療・衛生機関と養老機関の契約による連携、養老機関による医療機関の開設、医療・衛生機関による養老サービスの提供、コミュニティや家庭への医療・衛生サービスの拡大という4つの医療・養老統合モデルを形成している。市内に571カ所の養老機関は基層部の衛生サービス機関と「一対一」のドッキング体制を確立し、養老機関の医療サービスの完全なカバーを実現した。高齢者配慮型社会の建設をさらに深化させる。モデル高齢者配慮型コミュニティの建設を推進し、市内の合計93のコミュニティが全国モデル高齢者配慮型コミュニティに選ばれた。

2024年、北京市の高齢者健康活動は「80歳以上の高齢者」に対する健康サービスの改善、高齢者健康サービス体制の構築の全面的な強化、市政府の一般向け生活プロジェクトの実施、ホスピスセンターと高齢者介護センターの改造と建設の継続な推進に重点を置く。要介護高齢者向けの「健康ノック行動」を実施し、在宅養老の高齢者向けの在宅医療・衛生サービスと要介護高齢者向けの長期介護サービスの発展を促進する。高齢者の健康リテラシーを向上させ、高齢者健康宣伝週間や敬老月間などの活動を実施する。コミュニティで高齢者健康講座を50回以上開催し、高齢者の健康に関する知識の教育や関連政策の普及を強化する。認知症予防・治療促進行動と「口腔健康診断」パイロットプロジェクトを実施し、高齢者のメンタルケアに関するパイロットプロジェクトの範囲を拡大する。高齢者向け医学サービスの能力開発を強化する。2024年末までに、各区の二級以上の総合病院に設置された老年医学科の割合を80%以上にする。高齢者向けの基本的な国家公共衛生サービスを実施する。都市部と農村部のコミュニティにおける65歳以上の高齢者の健康標準化管理率を65%以上、65歳以上の高齢者向けの医療・養老統合サービス実施率を85%以上、65歳以上の要介護高齢者向けの健康サービス実施率を85%以上とする。医療・養老機関の能力開発を強化し、コミュニティ衛生サービス機関と管轄地域内の養老機関との協力体制を強化し、健康指導、健康検査などのサービスを提供する。第2陣の全国医療・養老統合モデル区と医療・養老統合モデル機関の設立を組織し、実施する。在宅医療・養老統合の能力開発と医療・養老統合チームの建設を強化する。医療・養老統合人材の能力向上に向けた研修プログラムを企画し、医療・養老統合機関の従業者を500人以上育成する。

会議では、海淀区衛生健康委員会、朝陽区衛生健康委員会、首都医科大学宣武病院、北京老年病院、朝陽区崔各荘コミュニティ衛生サービスセンターの5つの機関が発言して意見を交換した。北京市衛生健康委員会の関連部門の責任者、各区の衛生健康委員会と経済技術開発区の担当幹部と関連部門の責任者、市・区レベルの高齢者健康と医療・養老統合指導センターの責任者、2023年と2024年のホスピスセンターと高齢者介護センターの改造・建設を担当する機関の責任者、関連社会組織の代表など150人以上が参会した。