9月26日、北京市衛生健康委員会は「すべては人民の健康のために——我々の10年」シリーズの一環として、中医学の発展に関するメディアコミュニケーション会議を開催した。


北京市中医管理局副局长・二級巡視員の羅増剛氏
この10年間、北京市は中医薬事業の発展を高度に重視し,中医薬の総合サービス能力を持続的に向上させ,中医薬の社会貢献度を著しく高め,文化的伝承を振興・発展させ,海外交流も実り多いものとし,中医薬事業の飛躍的な発展を遂げている。
一、中医薬の総合サービス能力の持続的な向上
一、中医薬サービスの利用可能性が引き続き向上する。市内の二級以上の公立中医医療機関は41ヶ所に増え、人口千人当たりの中医ベッド数は1.17、中医師数は1.004人で、いずれも全国平均を大きく上回っている。市内の三級の中医医療機関すべてはリハビリテーション科を設置し、すべての婦幼保健機関は中医薬臨床科を設置している。二、病気の予防や治療に対する中医薬の能力が引き続き向上する。全市は国家区域中医(専門)診療センターが32ヶ所、国家臨床重点専門が54ヶ所、国家中医重点専門が133ヶ所、大病・難病に対する中西医臨床共同試験プロジェクトが13あり、これは中国国内で最も高い水準にある。また、48ヶ所の協同区域専門、37ヶ所の市レベルの中医専門診療センター、287ヶ所の重点専門、16ヶ所の専門ネットワーク1+X+N連合体を設立する。三、質の高い中医薬の資源が基層部に届き、大きな成果を上げる。5ヶ所の区レベルの中医連合体、100ヶ所の中医薬健康文化体験館を設立し、有名な中医学者チームが率先して基層部にサービスを提供する定期的なメカニズムを構築する。中医薬移動診療を利用して、山間部や半山間部の人々の治療困難の問題を解決し、中医薬による貧困支援を的確に実施する。
二、中医薬体制・メカニズム改革の持続的な深化
中医薬に関する法制度の整備を全面的に推進し,「北京市人民政府による中医薬の振興と発展の支援に関する意見」「北京市中医薬条例」「中共北京市党委員会と市政府による中医薬の伝承と革新的発展の促進に関する実施計画」を相次いで発表する。
三、中医薬の社会貢献度の顕著な強化
新型コロナウイルス感染症の予防と制御において、北京市は中医学と西洋医学の併用を主張し、中医学と西洋医学の共同治療メカニズムを改善し、治療における中医学の参加率は90.78%に達し、総合有効率は87.46%に達している。武漢市などの感染が深刻である地域に100人以上の中医薬専門家を派遣してコロナ対策に参加させ、延べ236.07万人のハイリスクグループに中医薬予防処方サービスを提供する。コロナ対策応急特別研究プロジェクトを立ち上げ、8種類のコロナ対策漢方製剤を承認する。「北京遠隔健康サービス」プラットフォームを立ち上げ、世界198カ国・地域をカバーする。
四、中医薬人材陣の持続的な増加
高級中医薬人材陣の構築を強化し、187名の「首都国医名師」、100名の首都名中医、71名の優秀名中医、90名の青年・中年名中医を増設し、多くの高級中医薬人材、先導人材、中堅人材の育成を推進する。北京市中医薬中堅人材育成プログラム(第3回)、中医看護中堅人材育成プログラム(第2回)を開始し、中医薬・中医看護の中堅人材を育成する。この10年間、北京中医薬伝承「3+3」プロジェクト名家研究室22ヶ所、名老中医工作室18ヶ所、伝承工作ステーション54ヶ所、基層老中医継承工作室67ヶ所、人文学術・中医文化継承工作室3ヶ所、老中医伝承工作ステーション出張所116ヶ所を建設する。中国で初めて中医薬伝技能伝承工作室の選定を開始し、合計17ヶ所の中医薬伝統技能伝承工作室を設立する。区レベルの学術継承者を多数育成し、地域の中医薬人材の能力とレベルを高めている。
五、中医薬伝承の革新の着実な進展
2021年末までに、北京地区で29ヶ所の中医学・西洋医学結合研究所を設立する。区レベルの中医医療機関に40ヶ所の「北京基層中医薬学科団体基地」を設立し、基礎中医薬医療機関の臨床研究能力を強化する。北京市中医薬研究倫理委員会を設立し、北京市における中医薬産業の倫理審査をさらに標準化する。また、中医薬革新駆動型実証パークを設立し、中医薬成果の商業化の公共プラットフォームを構築し、科学技術成果のインキュベーションを促進する。
六、中国伝統医学文化の創造的転換力を効果的に強化
地壇中医薬健康文化祭をはじめとする石景山西山中医薬文化季、通州運河中医薬文化祭、延慶薬草文化祭、海淀区キャンパス中医薬文化祭など、新興中医薬文化活動を地域の特色とする中医薬科学文化の大型テーマ活動クラスターを形成する。北京中医薬文化素養教育基地の建設、学校での中医薬文化モデル基地の建設などの試行活動を行い、中医薬文化の包括的な普及・促進という新しい形式を拡大する。
七、中医薬サービスの新業態の迅速な拡大
京津冀(北京市、天津市、河北省)で特色のある中医薬観光サービスブランドの共同構築を模索し、13の中医薬養生観光ルートと52ヶ所の中医薬文化観光基地を率先してスタートさせる。北京世界園芸博覧会園の百草園や薬草印象館などの大規模なイベントを開催し、園芸と薬用植物の融合により、中医薬文化の魅力を示す。健康教育、森林療養、生態保護を統合した特色のある中医薬生態産業園を構築し、中医薬の保護と発展を促進する。

北京中医病院 の劉東国副院长
過去10年間、北京中医薬病院は常に公益の方向を堅持し、首都の中医薬事業のために尽力し、「中医薬文化の精華を伝承し、正道を守りながら革新する」という理念を堅持し、中医学の特色を十分に発揮し、中医学サービスの能力を絶えず高め、「健康北京」と首都の経済・社会の発展に対する中医学の貢献を高め、市民の生活の質と健康サービスを受ける満足感を向上させる。
当院は国家中医薬管理局から「国家中医疫病予防・治療チーム及び疫病予防・治療基地を支援する中医病院」及び「国家中医救急医療救助チーム及び救急医療救助基地を支援する中医病院」として認可される。「平時と緊急時の結合」のために、中医薬の長所を生かし、新型・突発性感染症治療の確かな基礎を固める。

北京市東城区建国門社区衛生サービスセンターの熊衛紅主任
この10年間,国家中医薬管理局と北京市中医薬管理局は,基層中医薬サービス能力強化プロジェクトの実施を積極的に推進し,中医薬基層サービスシステムの改善を促進し,サービス基盤を固め,効率的なサービス施設を構築し,中医薬サービスの「ラスト・マイル」問題の解決を重視し,一般市民の「中医施設を便利に受診し、優秀な中医の診療を受ける」という健康ニーズに応える。
北京市東城区建国門社区(コミュニティー)衛生サービスセンターは2015年6月に正式にオープンした。7年後の現在、社区に根ざし、伝承と革新を堅持し、内部建設を強化し、高品質で効率の良い中医薬サービスシステムの構築に努め、人々は便利で高品質の中医薬サービスを身近で享受できるようになる。
