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第28次中国対ギニア支援医療チーム総括会議を開催
ソース:北京市衛生健康委員会
日付:08/05/2022

2022年7月22日、第28次中国対ギニア支援医療チーム総括会議が開催された。国家衛生健康委員会国際協力司副司長兼一級巡視員の何炤華氏、北京市衛生健康委員会二級巡視員の鄭晋普氏が会議に出席し、発言をした。第28次対ギニア支援医療チームのメンバー全員が参会した。

何炤華副司長は、「過去54年間、北京の対外衛生支援活動は、被支援国の重要な学問分野の構築と人材育成を支援し、政策管理と公衆衛生協力を推進する上で顕著な成果を上げてきた。対外支援医療チームは、党建設の指導を堅持し、探索と革新を続け、党と祖国から与えられた輝かしい使命を全うしなければならない」と述べた。

北京市衛生健康委員会二級巡視員の鄭晋普氏は、「第28次対ギニア支援医療チームは、新型コロナウイルス感染症パンデミックの中、困難に立ち向かい、現地人の病気を取り除き、被支援国の医療・衛生事業の発展と人類衛生健康共同体の建設に貢献した」と述べた。

医療チームメンバーを派遣した宣武病院と北京市疾病予防管理センターの幹部がそれぞれ発言し、対外支援医療任務とメンバーの仕事と生活支援について紹介し、今後も対外支援医療活動を支援していくことを述べた。

総括会議では、医療チームのリーダーである張維氏が、ギニアでの医療チームの党建設、医療活動、チーム建設について総合的に報告した。公共衛生コンサルタントの紀文艶氏、神経科医の王興文氏、循環器科医の夏経鋼氏が、それぞれの専門分野について報告した。

第28次中国対ギニア支援医療チームの優れた活動に対して、リーダーである張維氏がギニア国家栄誉勲団軍官勲章を授与され、チームメンバー全員がギニア政府から表彰された。神経科医の王興文氏は「強国復興に貢献する」をテーマとする2022年首都衛生健康システムにおける演説大会で一等賞を受賞した。

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2020年9月15日、首都医科大学宣武病院から19名、北京市衛生健康委員会から1名、北京市疾病予防管理センターから1名で結成された第28次中国対ギニア支援医療チームは数々の困難を乗り越えて、ギニアのコナクリで18ヶ月の対外支援医療任務を遂行した。この極めて印象深い1年半の間に、医療チームは大統領選挙や軍事クーデターのリスクに試され、エボラ、新型コロナウイルス、マラリア、黄熱病、はしかなどの感染症発生に直面し、チームメンバーの病気などの緊急事態に対処し、帰国して66日間の隔離生活を送ることになった。

医療チームは、中国・アフリカ友好病院建設パイロットプロジェクトに関する業務を全力で実施し、中国・ギニア友好病院の神経医学センター建設の推進を全面的に支援し、神経医学を利用して中国・ギニア友好病院の関連分野の総合発展を牽引し、ギニア国内で神経医学、救急・重病などの専門分野の治療を受けるというビジョンを徐々に実現させた。外来患者、入院患者の合計で8,779人が治療を受けた。そのうち、手術が375例、救急・重病患者の治療が990例に達した。

医療チームは常に「授人以魚 不如授人以漁(飢えてる人に魚をとってあげれば、一日は食べられるけれど、魚のとり方を教えれば、彼は一生食べることができる)」というコンセプトを堅持し、中国・ギニア友好病院がギニアで初めて脳神経外科の顕微鏡実験室を設置し、最初のトレーニングコースを開催するのを支援した。また、オフラインのトレーニングプログラムとして、「学際的な臨床症例学術サロン」と「神経内科専門医フォーラム」を開催した。この間、医療チームは合計109回の理論訓練を行い、ギニア人職員に526回の訓練を行い、ギニア人職員の専門レベルを効果的に高め、ギニア政府の指導部と中国・ギニア友好病院の専門家から高く評価された。

新型コロナウイルス感染症という未曾有の疫病との戦いの中で、医療チームは疫病予防・抑制の状況を正確に把握し、常態化した疫病対策をすべて科学的に正確にこなした。また、自分自身の予防措置をしっかりと取りながら、コロナ対策に関する経験をギニアと共有することに努め、中国・ギニア友好病院が院内感染管理委員会を設立するのを支援した。これにより、両国がより効果的にコロナと戦うために積極的な役割を果たし、中国とギニアの衛生政策と公共衛生における将来の協力のための良い基礎を築いた。