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「中国好医師」張俊廷:脳幹に生じる頭蓋底腫瘍分野の開拓者
ソース:北京市衛生健康委員会
日付:08/26/2019
  
  張俊廷、北京天壇病院神経センターの元副主任、主治医、教授、博士課程学生指導教官、北京市突出貢献専門家、国務院特別手当専門家、全国医薬衛生業界先進工作者、第13回全国政治協商会議委員。神経外科の臨床、教学、科学研究工作に従事する40年間余りにわたり、張俊廷主任は自分の仕事を愛し、業務に真剣に取り組み、刻苦奮闘するやり方を終始に堅持し、死にかかっている人を助け、負傷者を手当し、進んで奉献するプロ意識をもって、専門技術を絶えずに研究し、神経外科手術の難題を引き続き解決し、中国神経外科分野の脳幹に生じる頭蓋底腫瘍の診療技術を世界最高レベルまで上昇させた。数えきれない同業者と患者はその忘我の仕事のやり方、優れた手術技術と良好な手術効果を称賛し、神経外科分野の「アジア一の手術技術を持つ医師」と高く評価した。

難関を攻略し、困難を克服し、手術上の前人未踏の難題を絶えずに解決する
 
張俊廷は全神経を集中して手術を行っている

  20世紀80年代後半以来、張俊廷は神経外科の技術中堅として、院士王忠誠の指導の下に、「脊髄内腫瘍と脳幹腫瘍」という前人未到の難関攻略プロジェクトの主な仕事を引き受けた。この課題を刻苦に研究する時、彼は文献を大量に閲覧し、基礎的な実験を行う同時に臨床の経験を結び合わせ、手術上の前人未到の難題を絶えずに解決し、腫瘍への到達ルート、顕微手術の操作技巧、神経功能の保護と手術後の患者の神経回復などのさまざまな角度から、普及しやすい脊髄内腫瘍と脳幹腫瘍の臨床経験と治療規範を系統的に総括した。また、主な遂行者として、国家科学技術進歩二等賞を受賞された。現在、張俊廷が率いる専業グループは各種類の複雑な脳幹手術を年間300例あまりを行い、手術の例数、腫瘍の切除率、手術後の生存率、身体機能喪失の比率などの面においても、世界最高レベルに達する。

奇跡を作り、一人一人の患者を真剣に診療する
  張俊廷の経験と技術が日に日に熟練していると伴い、名を慕って治療を求める患者が絶えない、特に帰国して治療を求める患者もいる。国外に住む華僑である周さんは頭蓋内の巨大腫瘍を切り除くために、外国のある権威ある病院で手術を受けたが、腫瘍を切り除く難度が高いため、失血量が4000ミリリットル(成人の総血液量に相当する)に達したにもかかわらず、小部分の腫瘍だけ切り除いた。万策尽き果てた周さんは帰国して、北京天壇病院で治療を求めた。周さんの腫瘍は直径が8センチメートルに達し、腫瘍への血液供給量が豊富で、重要な神経血管が巻き付いた。手術前に心を込めて準備を行い、繰り返して討論をした後、張俊廷が率いる手術チームは10時間あまりにわたって気を張って奮闘した結果、すべての腫瘍を切り除いた。手術後、患者は順調に回復し、手術前の3か月間で視力を失った両目は再び物を見えた。このような幾つかの奇跡は世間で強烈な反響を引き起こし、よく報道された。数多くの患者は北京天壇病院で張俊廷の診療意見を求めた。これに対し、彼は「外来患者を診療する時間が限られているから、私はできる限り意見を多く話し、患者とその家族の気持ちをより一層宥める」と述べた。また、へき地に住む患者に便利に治療を受けさせるため、張俊廷が率いる北京天壇病院神経外科団体は大体毎年、北京以外の地区で施療を行い、その施療範囲は中西部の各省に行き渡った。彼は数回にわたって自らチームを率いて、現地の患者のために無料で手術を行った。その高品質の医療サービスは人民大衆に利益をもたらす同時に、中西部地域の神経外科の発展を促進した。
 
張俊廷は外来診療部門で疾病診断の要点を学生に教授する

数多くの医学生に授業をする

  首都医科大学付属北京天壇病院神経外科専業の博士課程学生指導教官と修士課程学生指導教官として、張俊廷は数多くの博士と修士を育成した。その中、すでに卒業した博士と修士は合計30人余りであり、在学中の博士は5人で、在学中の修士は2人である。また、彼は首都医科大学の学部課程、大学院生、研修医などに対する授業を担当した。そして、中華医学会神経外科分会副主任委員、中国医療保健国際交流促進会神経外科分会主任委員、中国医療保健国際交流促進会頭蓋底外科分会副主任委員などの社会的職務を務める。「一花独放不是春、百花斉放春満園」(一枝の花だけが咲くことは春を表現できない、多くの花が一斉に咲くことこそは春爛漫の様子を表現できる)と言われたように、多くの青年医師と基層部医師に診療レベルを向上させることによって、より多くの民衆が利益を得られる観念をもって、張俊廷は授業中の回診、教室内の授業、学術会議などをきっかけとして、自分の経験を出し惜しみせずにすべて青年医師に教える。また、近年以来、インターネットを利用して高画質ビデオで難度が高い手術を全国へ実況中継をしたことも、毎年にやらなければならない仕事になる。各地の医師は自分の病院で、その場にいるように神経外科の第一人者の優れた技術を見習い、適時に交流をする。十数年間にわたり、数千人の神経外科医は張俊廷の直接または間接の指導を受けた。

 
張俊廷は青海省で施療を行い、現地の住民に医療サービスを提供する