一、法定伝染病の患者
2025年4月(4月1日0時~4月30日24時)、北京市では21種類の法定伝染病の患者27,376人、死亡者15人が報告されます。報告された主な伝染病はウイルス性肝炎、赤痢、肺結核、淋菌感染症(淋病)、梅毒、新型コロナウイルス感染症、インフルエンザ、その他の感染性下痢症などです。
二、健康上のアドバイス
現在、春から夏にかけて気温が上昇し、人々の集まりや野外活動が増え、腸管感染症が多発する時期を迎えています。そのため、次の予防措置をしっかりととるようお願いします。一、食べ物と水の安全性に注意します。よく調理された食品を食べ、沸騰後の水やペットボトルの水を飲み、腐敗した食品や不潔な食品を口にしないようにします。会食時、二次汚染のリスクを減らすため、共用の箸やスプーンを使ったり、大皿に盛っている料理を小皿に取り分けたりします。二、環境を清潔に保ち、定期的に換気をします。自宅や学校、保育施設などの公共の場では、天候に応じて適度に窓を開けるなど、1日2~3回、1回30分程度の換気を行います。三、個人の予防措置を強化します。密閉された場所、人の多い場所、公共交通機関などでは科学的にマスクを着用します。手指衛生に注意し、食事の前後や帰宅後は手を洗い、口や目、鼻などに直接手で触れないようにします。四、健康管理を行います。自分自身と家族の健康に注意します。発熱、下痢、嘔吐などの症状が現れた場合、医療機関を受診し、接触歴や渡航歴を伝えます。五、衛生管理を徹底します。旅行前に目的地での感染症の流行状況を確認します。屋外では、マダニなどに刺されるリスクを減らすため、草むらや林の中などでの長時間の座り込みや横たわりを控え、保護措置を強化します。また、野鳥やその他の動物の生息地には立ち入らず、野生動物に触れたり食べたりしないようにします。