北京市法定伝染病の流行状況(2024年6月)
ソース:北京市衛生健康委員会
日付:07/12/2024

一、流行状況の概要

2024年6月(6月1日0時~6月30日24時)、北京市では21種類の法定伝染病の患者11,242人、死亡者22人が報告されます。報告された主な伝染病はウイルス性肝炎、肺結核、猩紅熱、梅毒、新型コロナウイルス感染症、インフルエンザ、その他の感染性下痢症、手足口病などです。

二、健康上のアドバイス

現在、高温や洪水が多い時期を迎えるにあたり、食品媒介感染症、昆虫媒介感染症、腸管感染症のリスクが高まっています。暑い夏を乗り切るために、次の予防措置をしっかりととるようお願いします。一、食品の安全に注意します。生ものを食べたり、生水を飲んだりしません。十分に加熱した食品を食べ、沸騰させた水やペットボトルの水を飲みます。調理済みの食品は室温で保存できる時間は2時間以内とします。二、環境の換気に注意し、家庭や環境の衛生を保ちます。狭い場所や居室はこまめに換気し、空気の循環を保ちます。蚊の生息地を減らすため、滞留水は適時掃除します。三、アウトドアスポーツの前に予防措置をとり、草むらや林などの環境では長時間の座位や横臥を控えます。長袖の衣服を着用したり、肌の露出部に忌避剤(虫よけ剤)を塗布するなど、虫の対策をしっかりととります。四、海外旅行の際には、渡航先での感染症の流行状況に注意し、渡航先で流行病が蔓延する危険性があるかどうかを調べ、公式の渡航アドバイスに従うことが重要です。外食の際に、営業許可を持ち、衛生状態の良いホテルやレストランを選ぶよう注意します。五、周囲に下痢や嘔吐の患者がいる場合、予防措置をしっかりととるよう注意します。交差感染を避けるため、患者の糞便や嘔吐物を標準的な方法で消毒します。症状が悪化した場合、患者が治療を受けるよう、速やかに病院に連れて行く必要があります。