北京市法定伝染病の流行状況(2024年5月)
ソース:北京市衛生健康委員会
日付:06/14/2024

一、流行状況の概要

2024年5月(5月1日0時~5月31日24時)、北京市では21種類の法定伝染病の患者15,248人、死亡者9人が報告されます。報告された主な伝染病はウイルス性肝炎、肺結核、猩紅熱、梅毒、新型コロナウイルス感染症、インフルエンザ、その他の感染性下痢症、手足口病などです。

二、健康上のアドバイス

現在、北京市は増水期を迎えています。気温の上昇と降雨量の増加により、蚊の密度は徐々に増加し、腸内感染症、食品媒介性疾患、蚊の咬傷などが発生しやすくなります。そのため、市民の皆さんと従業員が集まる企業が予防措置をしっかりととるようお願いします。一、生水は飲まず、生もの、冷たいものや不衛生な食べ物を食べません。増水期には高温多湿で細菌やカビが繁殖しやすく、食品が汚染されやすいため、作った料理をできるだけその日のうちに食べます。腐敗した食品を口にせず、食器類を正しく洗浄・消毒しなければなりません。二、衛生面に気を配り、丁寧に手を洗い、雨に濡れた部分を適時にきれいな水で洗います。病気予防の意識を高め、ワークライフバランスを維持し、異常があれば速やかに医師の診察を受けます。三、外出の際には予防措置をとります。室内環境を清潔に保ち、居室周辺の滞留水を適時清掃し、特にトイレなどの場所を清掃・消毒して蚊の繁殖を抑えます。蚊の予防とハエ対策にも気を配ります。四、保育施設や学校は午前と午後の健康モニタリング、健康教育、環境清掃、消毒などの措置を実施します。介護・福祉施設や関連企業は清掃や換気、健康モニタリングをしっかりと実施することで、患者の早期発見と管理強化をサポートします。