北京市法定伝染病の流行状況(2024年1月)
ソース:北京市衛生健康委員会
日付:02/08/2024

一、流行状況の概要

2024年1月(1月1日0時~1月31日24時)、北京市では19種類の法定伝染病の患者193,112人、死亡者6人が報告されます。報告された主な伝染病はウイルス性肝炎、結核、百日咳、猩紅熱、梅毒、新型コロナウイルス感染症、インフルエンザ、その他の感染性下痢症、手足口病などです。

最近、北京市で呼吸器感染症は依然としてインフルエンザが主流で、B型インフルエンザウイルスが主な流行株となっています。インフルエンザの感染者数は依然として高い水準にありますが、減少が続いています。新型コロナウイルス感染症の感染者数は前期の流行期間に低水準にありましたが、現在は上昇傾向にあり、JN.1変異型が市内の新型コロナウイルス本土症例の主な流行株となっています。専門家の分析によると、最近の市内では様々な呼吸器疾患が交互に発生したり、併発したりする状況が続いており、春節前後には人々の移動が活発になり、人が集まるようになるため、新型コロナウイルス感染症の感染者数が徐々に増加すると予想されています。

二、健康上のアドバイス

春節休暇が近づくにつれ、人々の移動が活発になり、人が集まるようになるため、呼吸器感染症の感染リスクが高まります。そのため、市民の皆さんがしっかりと予防措置をとるようお願いします。一、公共交通機関を利用する場合、または狭い環境や人が密集している場所に行く場合、マスクを科学的に着用し、咳エチケットに注意し、手指衛生を徹底することをお勧めします。二、体調を観察し、発熱、咳、のどの痛みなどの症状が出た場合、状況に応じて自宅安静、服薬、早急な受診などの措置をとり、集団行動は避けます。三、高齢者、免疫不全者、その他の対象者に、XBB抗原含有の新型コロナウイルスワクチンの積極的な接種をお勧めします。四、食事と水の衛生に注意し、生や半生の魚介類や水産物などを口にせず、栄養バランスの取れた食事、規則正しい労働と休息、心身の健康を維持します。五、外出や帰省をする方は移動中に十分な予防措置をとる必要があります。春節の連休に旅行を計画している方は旅行先での感染症発生の状況に十分に注意し、本人や同行家族の体調に合わせて、関連する健康予防措置をとり、安全で健康的で平穏な連休を過ごすことをお勧めします。