北京市法定伝染病の流行状況(2023年12月)
ソース:北京市衛生健康委員会
日付:01/12/2024

一、疫病流行状況概要

2023年12月(12月1日0時~12月31日24時)、全市において法定伝染病の発生数が合計20種238,918例、死亡数が25例であると報告されます。報告病例数の上位はウイルス性肝炎、肺結核、百日咳、梅毒、新型コロナウイルス感染症、インフルエンザ、その他の感染性下痢症、手足口病などです。

最近、市内の急性呼吸器感染症は高い流行レベルにあります。病原体は主にインフルエンザウイルスであり、インフルエンザは今後数週間流行が続きます。現在、新型コロナウイルス感染症の報告数は低水準を維持しており、近い将来、新型コロナウイルス感染症の感染者が増加する可能性は否定できません。手足口病やその他の感染性下痢症の報告数は前期に比べて減少傾向にあり、来期も低水準で推移すると予想されます。

二、健康に関するアドバイス

冬はインフルエンザなどの呼吸器感染症が流行する季節です。インフルエンザはインフルエンザウイルスによって引き起こされる急性呼吸器感染症で、A型、B型、C型、D型の4種類に分類されます。A型とB型のインフルエンザウイルスの構成は、異なるインフルエンザ流行期または同じインフルエンザ流行期の異なる期間でも交互に変化し、異なるタイプのインフルエンザウイルスの病原性に大きな変化はありません。インフルエンザウイルスは、主に感染者のくしゃみや咳によって生じる呼吸器飛沫を介して感染しますが、口、鼻、目の粘膜に直接または間接的に接触することによっても感染します。

冬休みと春節が近づき、帰省する学生や市民の皆さんは以下のことにご注意ください。外出の際には、個人的な予防措置をしっかりととる必要があります。公共交通機関での移動の際には、マスクを科学的に着用すること、必要に応じて手を洗うか、手を適切に消毒すること、目的地到着後に健康モニタリングを行うことを推奨します。科学的なマスクの着用、こまめな手洗い、こまめな換気、咳エチケット、清掃、消毒などの衛生習慣を日常的に維持します。ワクチン接種が可能な一般市民に対し、XBB抗原を含む新型コロナワクチンの積極的な接種を推奨します。

(内容調整の説明:2024年1月より、北京市における法定伝染症流行情報の発表頻度を週1回から月1回に調整します。今後とも北京市伝染病流行情報の公開にご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。)