一、疫病流行状況概要
2023年第25週にわたり、全市において法定伝染病の発生数が合計19種7859例、死亡例が5例あると報告されます。報告病例数の上位5位は新型コロナウイルス感染症、その他の感染性下痢、手足口病、ウイルス性肝炎と梅毒であり、合わせて全体の95.6%を占めます。
二、重点疫病に対する健康上のアドバイス
今週の市内における法定伝染病の報告件数が先週より減少します。主な報告伝染病は呼吸器感染症で、全体の86.3%を占めます。
手足口病は小児によくみられる感染症で、発熱、口腔粘膜のヘルペスや潰瘍、手足や臀部の皮疹が主な特徴です。良好な衛生習慣は手足口病を予防する有効な手段です。1、子どもが公共のものに触れた後、唾液や呼吸器分泌物に触れた後、トイレに行った後、食事の前、両親や養育者が食品を料理したり、おむつを交換したり、糞便に汚染されたものを扱ったりした後、少なくとも20秒間、水とハンドソープまたは石鹸できちんと手を洗います。2、交差感染を防ぐために、手足口病に罹患している病児との接触を避け、食器類やタオルなどの身の回りのものを共有しないようにます。3、衛生的な家庭環境を維持し、居間をこまめに換気し、衣類や毛布を定期的に乾燥させます。日常的によく触れる表面(カウンター、ドアの取っ手)や子供のおもちゃは定期的に清掃・殺菌します。4、乳幼児が使用する哺乳瓶やおしゃぶり、小児が使用する食器類は使用前と使用後に完全に洗浄・滅菌します。乳幼児が使用するおむつは適時に洗浄、乾燥または滅菌をします。生水を飲ませたり、冷たいものを食べさせたりしないようにします。5、手足口病が流行している間、大勢の人が集まり、空気の循環が悪くなるような公共の場所に子どもを連れて行かないようにします。6、EV71ワクチン接種はEV-A71感染によって引き起こされる手足口病およびその他の関連疾患を効果的に予防することができるため、小児は生後12ヵ月までにワクチン接種の全コースを完了することが推奨されます。
