一、疫病流行状況概要
2022年第37週にわたり、全市において法定感染症の発生数が合計14種1834例、死亡例が3例あると報告されます。報告病例数の上位5位の病種はインフルエンザ、その他の感染性下痢、肺結核、梅毒とウイルス性肝炎であり、合わせて全体の86.3%を占めます。
二、重点疫病に対する健康上のアドバイス
今週の市内における法定感染症の報告件数は先週より20.6%減少しますが、おおむね低水準で推移しています。主な報告感染症は気道感染症と腸管感染症で、それぞれ全体の54.7%と24.7%を占めます。
秋から冬にかけてはインフルエンザやノロウイルスなどの感染症が流行する季節なので、以下の点に注意するよう呼びかけています。食べ物や水の衛生に注意し、こまめな手洗いや換気をします。子供は下痢や嘔吐、発熱、発疹などの症状がある場合、医療機関を受診するか自宅で安静にし、嘔吐物や排泄物の消毒を適時に行い、入園・入学後は流行が広がらないように注意し、集団行動への参加や公共の場への立ち入りを控えます。また、インフルエンザの予防対策としては、インフルエンザワクチンの接種が有効であり、現在、市内の60歳以上の高齢者と小中学生を対象に、インフルエンザワクチンの無料接種を本格的に実施しています。
新型コロナウイルス感染症の発生状況について、現在、国内各地で感染者が確認されます。そのため、市民の皆さんには、以下の防疫措置を遵守し、防疫に関する個人責任を果たすようお願いします。7日以内に感染者が確認された県(市、区、旗)に旅行・出張せず、市をまたぐ活動を減らすこと、公共の場に入る際には関連するQRコードのスキャン、体温検査、PCR陰性証明書の確認など、予防・管理措置に協力することを堅持します。北京市到着後の3日間で2回のPCR検査を受けます。すなわち、到着後の24時間以内に1回目のPCR検査を受け、さらに24時間後から到着後72時間以内までに2回目のPCR検査を受けます。到着後の7日以内に会食やパーティー、大勢の人が集まる場所に行かず、友人や親戚の訪問も禁止します。オンラインショッピングを選択し、PCR検査の結果が陰性になるまで外出を控え、やむを得ず外出する場合は予防措置をしっかりととります。
市内の新型コロナウイルス感染症の病例状況については、当委員会が発表する発生情報にご注意ください。
