一、疫病流行状況概要
2022年第25週にわたり、全市において法定感染症の発生数が合計16種816例、死亡例が1例あると報告されます。報告病例数の上位5位の病種はその他の感染性下痢、肺結核、ウイルス性肝炎、梅毒と赤痢であり、合わせて全体の81.9%を占めます。
二、重点疫病に対する健康上のアドバイス
今週の市内における法定感染症の報告件数は先週より11.3%減少しますが、おおむね低水準で推移します。主な報告感染症は腸管感染症で、全体の43.3%を占めます。
夏を迎え、高温多湿で病原菌が繁殖しやすく、食品も汚染されやすいため、夏は腸内感染症のハイシーズンとなります。一般市民には、飲用水の衛生に注意すること、生ものと調理済みの食品を分けて二次汚染を防ぐこと、カタツムリ、貝、カニなどの水産物など病原菌を持ちやすい食品はなるべく控え、特に移動販売の屋台で魚介類を食べず、生や半生の水産物も食べないこと、手の衛生に注意し、よく手を洗い、特に食前とトイレの後に手を洗うことを呼びかけています。
新型コロナウイルス感染症の発生状況について、現在、市内は流行の終息期にありますが、社会面での散発的な隠れた感染源も否定できません。そのため、一般市民の方々には、以下の事項に注意するようお願いします。引き続き弛まずにコロナ対策措置を堅持し、すべての防疫規定を厳格に遵守します。要求に応じてPCR検査を行い、公共の場に入る際には健康コードのスキャン、体温検査とPCR陰性証明書の確認に協力します。スキャンの代わりに健康コードを提示するだけではダメです。新型コロナウイルス感染症に関連する発熱、空咳、脱力感などの症状がある場合は、自己判断で薬の購入や服用をせず、公共交通機関の利用、人混みへの外出を控え、必要に応じて速やかに医療機関を受診します。
市内の新型コロナウイルス感染症の病例状況については、当委員会が発表する発生情報にご注意ください。
