一、疫病流行状況概要
2021年第50週にわたり、全市において法定感染症の発生数が合計15種2310件、死亡例が1件あると報告されます。報告病例数の上位5位の病種はインフルエンザ、その他の感染性下痢、肺結核、梅毒とウイルス性肝炎であり、合わせて全体の92.2%を占めます。
二、重点疫病に対する健康上のアドバイス
今週の市内における法定感染症の報告件数は先週より増加しますが、おおむね低水準で推移します。主な報告感染症は気道感染症と腸管感染症で、それぞれ全体の66.6%、12.0%を占めます。
最近、市内のインフルエンザウイルスの活動レベルは以前と比較して増加しており、主にインフルエンザB型Victoriaで、学校や保育施設など、大勢の人が集まる施設でインフルエンザ等の感染クラスターが発生するリスクが著しく高くなっています。一般の方々には、病気予防の意識を高めていただくようお願いしています。一、季節性インフルエンザワクチンと新型コロナウイルスワクチンをできるだけ早く接種し、条件を満たす方は新型コロナウイルスワクチンのブースター接種をできるだけ早く受けてください。二、マスクの着用、こまめな手洗い、1メートルラインを堅持し、大勢の人が集まることを控え、くしゃみや咳をするときはティッシュや袖で口と鼻を押さえるなどの感染予防抑制措置を実施し、防疫の常態化のもと、良好な個人衛生習慣を遵守してください。三、大勢の人が集まる場所にはなるべく行かないようにしてください。四、風邪をひかないように、天候に注意し、気温に合わせて衣類を増減しましょう。五、病気を押して出勤せず、インフルエンザ様の症状が出た場合は、症状に応じて最寄りの医療機関で診療を受け、マスクを着用して診療を受けてください。
現在、海外での新型コロナウイルス感染症の流行状況が深刻で、中国でも複数の地域で症例が報告されており、市内での感染対策の状況は深刻かつ複雑です。元旦を迎えるにあたり、一般市民の皆様には、個人の責任において予防と管理を徹底していただくようお願いします。一、必要なとき以外は北京市を離れず、現地で春節を祝い過すようにお勧めします。二、大勢の人が集まる活動と外出を控え、不必要な集会と会食を減らすなど、質素なライフスタイルを推進します。三、マスクを科学的に着用し、握手をしなく、こまめに手を洗うなど、個人防護策を講じてください。
市内の新型コロナウイルス感染症の病例状況については、当委員会が発表する発生情報にご注意ください。
