毎週救急話題:発熱とひきつけで苦しむ1歳の赤ちゃん、救急医師が効果的に対応
ソース:北京市衛生健康委員会
日付:12/13/2024

2024年11月19日、夫婦2人が1歳の赤ちゃんを抱いて北京救急センターの配車指令センターを訪れ、配車担当の張皖柔医師(共産主義青年団員)に「優れた専門技術で患者を救う」という内容が書かれた感謝状を贈りました。赤ちゃんは好奇心旺盛な様子で微笑んでました。その夫婦は張皖柔医師に「助けてくれてありがとうございます。子供だけでなく、家族も救ってくれました」と感謝しました。この感謝状は赤ちゃんの家族の感謝の気持ちを伝えると同時に、救急活動の理解と肯定を表しています。

2024年11月10日の夕方、配車指令センターは助けを求める電話を受けました。「もしもし、120番ですか、1歳の赤ちゃんが突然意識不明になったのですが、どうしたらいいでしょうか?」 家族の声は非常にパニックと不安で、泣きそうな声で言いました。張皖柔医師はこれまでの経験を踏まえ、重要な情報を素早く抽出し、子供が熱性けいれんを起こす可能性が高いと初歩的に判断し、「お子さんは今、息をしていますか? 体温は高いですか?」と尋ねました。「そうです。熱もあって、呼吸もあります。でも、呼んでもなかなか起きないです。今、病院に向かっているところです!」「分かりました。まず落ち着いてください。けいれんは子どもの体温が急激に上がりすぎた時に起こることがあります。足の甲をたたいて痛い刺激を与え、正気に戻るかどうか試してみてください。呼吸を見ながら、口に物を入れないように注意してください。嘔吐物があれば、すぐにきれいに取り除いてください。」通報者は張皖柔医師の指示に従って応急処置を施し、その後、赤ちゃんの症状は徐々に安定し、意識を取り戻した途端、「子どもはだいぶ良くなりました、ありがとうございます!今病院に連れて行き、ここでもう一度検診を受けさせます。」と電話の向こうから安心した声が聞こえました。張皖柔医師も安心して電話を切りました。その後の電話連絡によると、病院到着後、赤ちゃんは治療を受け、今は回復しました。

北京救急センター(120)のアドバイス:熱性けいれん(ひきつけ)は生後6ヵ月から5歳までの小児に多くみられ、通常、発熱後24時間以内、特に体温が最も急速に上昇した時に起こります。発作が始まると、子どもの体温はしばしば38.5℃を超えます。通常、上目遣い、手足のこわばりやけいれん、白い唇、閉じた歯、無反応などがみられます。子どもが熱性けいれんを起こした場合、家族が落ち着いて、子どもを横向きに寝かせるか、頭を片側に傾けておき、子どもの口に何も入れず、けいれんを止めるために手足を押したりしないことが重要です。また、けいれんのタイミングと発症の特徴を記録し、直ちに120番通報し、医師の指示に従って適切な応急処置を施すことができます。