8月13日午後、北京120西部救急センターの救急隊は、患者がチェーンソーを使用中に誤って大腿部を切り、緊急治療を必要とするという出動指示を受けました。指示を受けた後、救急隊は直ちに現場に向かいました。途中、救急医が現場に電話で連絡し、患者の負傷状況を尋ねるとともに、外傷に応じた対処法を指導しました。
現場に到着した救急医が患者を身体検査したところ、左大腿外側の皮膚が切り裂かれており、傷は長さ約20cm、幅約5cm、腱に達する深さで、大腿四頭筋の不完全断裂が疑われました。看護師は直ちに必要な外傷用ドレッシング材を準備し、医師と協力して患者に外傷止血、包帯法、アルミニウム製スプリントによる固定処置を施しました。その後、患者を治療できる最寄りの病院に連絡し、患者のためのグリーン・チャンネルを確立して緊急搬送しました。途中、救急医は患者を慰め続け、外傷に関する医療指示を与えました。患者は現在、関連病院でさらなる治療を受けています。
北京救急センター(120)のアドバイス:外傷が発生した場合は、できるだけ落ち着いて、パニックにならず、120番通報し、その場で簡単な応急処置を行います。応急手当を行う際は、まず現場の環境が安全であることを確認します。二次的な傷害を誘発しやすい危険な環境であれば、負傷者を直ちに現場から遠ざける必要があります。負傷者の傷口付近に明らかな汚れがある場合は、感染を防ぐために、ヨードホル綿球または綿棒を使用して傷の周囲の皮膚を消毒します。傷口からの出血が続く場合は、直ちに止血します。まず、直接圧迫止血法をとります。清潔なタオルやガーゼなどを応急処置用ドレッシング材として使用し、出血部位を直接覆い、片手または両手の手のひらの付け根または4本の指を合わせて直接圧迫して止血します。四肢の創部からジェット状の出血があり、直接圧迫止血法をとっても制御不能な活動性出血がある場合は、止血のために止血帯を使用する必要があります。縛る位置は関節部分や皮膚の裂傷を避け、創部から5~8cm近位を選びます。その後の治療のために、止血帯を装着した時間を記録しておきます。
