一年中で最も暑い伏天を迎えました! 1ヶ月以上暑い日が続いていましたが、ついに猛暑の三伏天がやってきました。今年の異常な高温を前に、合理的な暑さ対策は「三伏時の養生」の要点の一つとなっています。

1、焦らず、穏やかな気分を保つ

夏は温暖な気候から暑い気候に変わるため、イライラしたり、夜眠れなくなったりすることがよくあります。「黄帝内経」には、「無厭於于日、使志毋怒」という養生の要点が書かれています。つまり、暑い日が続いても嫌にならず、焦ったり怒ったりせず、冷静に、楽観的に、楽しく、自然の成り行きに任せるということです。特に高血圧や冠状動脈性心疾患をお持ちの方にとって、これが大切です。この時期は、本を読む、絵を描く、音楽を聴く、将棋を指す、釣りをするなど、心身を休めるさまざまな手段で気分を整え、穏やかで楽しい気分になるようにするとよいでしょう。

2、適切な暑さ対策をとるが、やりすぎはよくない

エアコンや扇風機などの冷房器具を適切に使用することは、夏バテ防止に効果的であり、夏の健康にも有効です。ただし、室内のエアコン温度は26℃～28℃程度（外気温より5℃程度低い）に抑え、定期的に窓を開けて換気することが必要です。デスクトップファンを使用する際は、顔面麻痺を避けるため、体や頭、顔に直接風を当てないようにすることが大切です。

3、冷やしたものより、暑気払いをする食品を選ぶ

伏天は気温が高く、空気中の湿度も高いため、胃腸の病気が発生しやすくなります。したがって、爽やかでさっぱりした食事がおすすめです。冬瓜、海藻、トマト、金針菜、黒キクラゲ、ユリ、レンコン、緑豆、インゲン豆、薏苡仁（鳩麦の種子）、大根など、湿気を取り除く適切な食材を摂取することが望ましいです。アイスクリーム、冷たいビールとスイカなど、冷やした食品を控えた方がよいです。