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毎週救急話題:青少年のメンタルヘルスに配慮する
ソース:北京市衛生健康委員会
日付:12/10/2021
先日、北京市救急センターの配車指令センターに、「ある住宅地区で高所から落ちている子供を発見した」という緊急通報がありました。配車担当医師は住所情報を収集した後、直ちに最寄りの救急車を現場に派遣しました。救急隊員の報告によると、14歳の中学生が母親と喧嘩した後、9階建てのビルから飛び降りたとのことでした。幸い、子供のバイタルサインがあるため、救急隊はすぐに負傷者を近くの病院に搬送して、治療を行いました。
わずか1週間の間に、北京市救急センターの配車指令センターには、10代の青少年の薬物過剰摂取、首つり自殺、薬物の筋肉注射、ビルからの飛び降りなどの自傷事件が相次いで寄せられ、保護者たちもとても心配しています。保護者や学校がこれらの事件の背景を深く考え、また、青少年たちの心身の健康に配慮する必要があることを改めて実感します。反抗期は成長に伴って思春期の子どもたちにしばしば見られる心理状態で、「異常」な対立や感情的な不満など、思春期の子どもたちの特徴的な心理的特性や年齢に応じた特徴を呈します。家族の不和や、家庭や学校での不適切な教育などの要因がさらに子どもへのプレッシャーとなり、子どもの人格形成に極端な影響を与えてしまいます。保護者としては、子どものことを充分に理解し、子どもに十分な精神的ケアと心理的な指導をしなければならないと考えています。学校は子どもの第二の保護者であり、生徒に知識を与えるだけでなく、青少年の社会化と心理的に健全な成長を導くという重責を担っています。青少年の心身の健康に配慮することは、単に口で言うだけでなく、行動し、子どもたちが健全な心と人格を育むように努めることです。
