毎週救急話題:適度な運動をして、体が発する危険信号に特に注意
ソース:北京市衛生健康委員会
日付:06/25/2021

運動が健康に良いことは周知の事実だ。しかし、身体からの警告を無視して、運動の成績を追求するために運動量をむりやりに増やすと、健康被害を引き起こす可能性が高くなる。運動をしている一般の人にとって、長期間の過負荷運動による腱や周辺の軟部組織の慢性的な炎症は、休息や調整を適時に行わず、過負荷運動を続けると、炎症状態が悪化してしまう。運動を目的とした一般的なフィットネスの場合、やはりリラックスして体調を整え、自分の体の適応能力に合わせて運動することが大切だと思われる。自分の体を知り、運動量を適切に管理することが、スポーツによる慢性的な疾患を防ぐ秘訣だ。自分自身のことを知り、自分が耐えられる運動量を見積もることは、運動を始める前に誰もが行うべきことだ。

運動量をいかにコントロールするのか? 人間の運動能力の蓄積と疲労解消の原則により、一般的には2~3日に1回、中程度の強度の効果的な運動を行うことが適切と思われる。つまり、週に2〜3回の効果的な運動で十分だ。アスリートは通常、運動後の心拍数などの指標を使用するが、一般の人にとっては、運動のたびに心拍数を正確に測定することは必ずしもできない。そのため、疲労度をより良い指標としたほうがよい。私たちの運動器官はある一定の疲労度に達しないと本格的な運動ができない。しかし、疲労がたまりすぎると、スポーツによる怪我を起こしやすくなる。そのため、自分の体の疲労度を把握して、適当な疲労度に達する運動が効果的な運動であることを学ぶ必要がある。運動中に口が渇いたり、鼓動が早くなったり、めまいがしたり、のどに灼熱感があったりするのは、実は体が「水を飲んで休憩しましょう」と言っているのだ。5分から10分ほど休むと調子が良くなるようであれば、ちょうど疲労の限界に達したことになる。これは、比較的簡単に判断できる方法だ。