毎週救急話題:夏場に不慮の事故で怪我をした場合、どうすればいいのか?
ソース:北京市衛生健康委員会
日付:06/11/2021

夏は不慮の事故による怪我が多い時期だ。ぶつかり傷が最も多く、その中でジョギング後の転倒による膝の「擦り傷」が最も多い。歩いて転んだ時にテーブルの角にぶつかって頭皮を切ってしまうのがよくある裂傷で、頭皮血腫は転んだ時のケガでよく見られるものだ。特に活発な子供に起こりやすいので、保護者は応急処置の方法を知っておくことが大切である。

応急処置の方法:1、擦り傷:擦り傷は通常「皮膚を擦りむく」と言われ、傷口から少し血がにじみ出ているが、出血量は多くない。この時点で、特に負傷時に地面の土や砂が皮膚に埋め込まれていたり、切り裂かれていたりする場合、傷口をきれいな水(水道水や蒸留水など)でしっかりと洗浄しなければならない。傷口が乾いた後、しばらずにヨードフォアやヨードチンキを塗って消毒するだけでいい。このような傷は入浴に支障はないが、水に濡れた後はもう一度消毒をした方がいい。2、皮膚の裂傷:「皮膚を切る」と言われ、傷が深くて出血も多い。まずは、出血している部分を滅菌ガーゼや清潔なタオルで血が止まるまで圧迫して止血する。そして、傷口にヨードフォアまたはヨードチンキを塗って消毒する。最後に、滅菌ガーゼや絆創膏で傷口を優しく覆って貼り付ける。傷口が濡れたり、感染したりした場合は、もう一度消毒と処置を行う。3、血腫:一般的に「こぶ」と呼ばれるもの。24時間以内に冷たいタオルを傷口に当てて血管を収縮させて、皮膚の内層の毛細血管の出血を止める。24時間後に温かいタオルを当てて血腫をなくす。

病院に行くタイミング:1.傷口からの出血が多くてなかなか止まらない場合や、傷口が深くて汚れている場合は、速やかに救急病院を受診し、必要に応じて破傷風の予防接種を受ける。2、頭を打ったときには、すぐに応急処置をするだけでなく、負傷者の行動を観察し、嘔吐や抑うつなどの症状が出た場合には、軽い脳震盪や重篤な頭蓋骨損傷を防ぐために、病院で検査を受けたほうがよい。