毎週救急話題:肺がんの早期発見と治療時期
ソース:北京市衛生健康委員会
日付:04/02/2021

肺がんの初期症状は見過ごされがちだ。これらの症状を早期に発見して診断・治療を行えば、がんとの戦いを有利に進めることができる。肺がんの主な前兆症状は以下の通りだ。通常、咳は肺がんの最初の症状で、極めて無視されやすいものだ。肺がんによる咳はほとんど空咳で、痰が少なくて粘り気がある。過去に咳をしたことがなく、原因不明の咳が出て2~3週間治らない場合には、注意して速やかに医師の診察を受けるべきだ。喀血や血痰も最初の症状の一つだ。鮮やかな赤色の少量の血痰が断続的に繰り返して現れ、時には大量に喀血することもある。40歳以上で喀血の既往のない原因不明の血性痰が突然発症した場合には、注意して早期に受診する必要がある。肺がんによる胸痛は、一般的に発生部位が固定できず、持続的な激しい痛みが特徴で、不規則な胸の絞扼感や圧迫感を伴うことがあり、肩や背中、上肢にも及ぶこともある。 胸痛が起こった場合、心疾患ではないと確定した後、肺がんの兆候ではないかと注意すべきだ。通常、肺がんになると、急激な体重減少が見られる。普通の場合、健康な体であれば体重に大きな変化がないが、急激な体重の増減になると、病院で検査する必要がある。腫瘍が気管で生まれた場合は、気道を圧迫して息苦しさや息切れを感じることがある。このような兆候症状は危険で、真剣に受け止めなければならない。肺がんによる発熱は、悪寒を伴う発熱、悪寒を伴わない発熱、強い発熱、発汗を伴う発熱、微熱など様々な形態があり、風邪の症状と間違われることも多いため、原因不明の発熱が起きた場合には注意する必要がある。