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毎週救急話題:犬に噛まれた時の応急手当
ソース:北京市衛生健康委員会
日付:12/08/2020
犬に噛まれた時に、傷口にアザが現れ、腫れと痛みを感じると同時に、狂犬病を引き起こしやすくなる。狂犬病患者は、焦燥感をしたり、風、水、光を怖がったり、痙攣したりする症状が現れ、最後に自由に動けなく死亡に至ることになる。重度の感染者は約3ヶ月の潜伏期がある。典型的な症例の臨床経過は前駆期、興奮期、麻痺期に分け、一般的には6日以内となる。初期の症状は憂鬱、軽度の発熱・頭痛、食欲不振などである。その後、いつも恐怖感を抱き、音や光、風などに敏感になり、すでに治った傷口にはしびれ、かゆみ、痛み、蟻が這うような感覚がある。1-2日間を経た後、物音に怯えたり、わずかな刺激で痙攣を起こしたり、イライラしたり、喉が渇いても水を飲めなくなったりする。また、水を極端に恐れるようになって、水の匂いがしたり、水を見たり、水を飲む話をしたりすると、喉の痙攣、発汗、唾液の大量分泌を引き起こし、排尿・排便が困難になる。後期になると、恐怖感が消え、痙攣が停止するが、表情が冷たくなったり、口が閉じられなかったり、息が弱くなったりする。その後、昏睡状態に陥り、予後不良になる。現在、狂犬病の有効な治療法がなく、死亡率も100%に近いため、予防と予防接種が特に重要となっている。犬に噛まれた時に、20%の石鹸水または0.1%の臭化ベンザルコニウム(ネオスポリン)で傷口をしっかりと洗って、傷口に残ったウイルスを除去する必要がある。これはワクチンの接種、受動的免疫措置と同じくらい重要なことであり、無視してはいけない。石鹸水は第四級アンモニウムの効果を中和するため、一緒に使用してはいけない。洗浄した後、75%のエタノールまたは2~3%のヨウ素を塗り、傷口を縫合しないまま、直ちに狂犬病ワクチンと免疫血清を接種する。
