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毎週救急話題: 魚の骨が喉に刺さった時の正しい対処法と予防策
ソース:北京市衛生健康委員会
日付:08/27/2020
魚の骨が刺さった位置は主に舌の付け根、扁桃腺、喉頭蓋である。そのまま放置すると、刺さった箇所が感染して局部の膿腫を引き起こす恐れがある。頸部の奥における疎性結合組織につける咽頭後壁に刺さった場合、感染が拡大して頸部の奥に大きな膿腫を起こしやすくなることで、気道を圧迫して窒息死になったり、頸部の大血管を破って致命傷になったりする恐れもある。浅い所に刺さった場合、魚の骨を懐中電灯で見ながら、自分でまたは親友に頼んでピンセットで抜き出す。また、咳による気流で骨を吹きだすことを試みてもよい。これ以外の場合、病院に行く必要がある。食道に刺さった場合、最初に浅い所に刺さった程度なら、医師に食道鏡または胃内視鏡を通して抜き出してもらうようアドバイスする。もしごはんを飲みこむなどの民間療法を取ると、もっと深く刺さったり、大動脈を直接破ったりする恐れがある。大動脈はほとんど食道にくっつくため、魚の骨が直接に大動脈を破る可能性もあり、まるで針で風船を刺すと破裂するようであるが、大動脈が出血した結果は破裂した風船より厳重である。大動脈壁のみに刺さった場合、抜き出した後治療を受けないと、膿腫になる恐れがある。その予防策は以下のとおりである。1.酒を飲んだり、おしゃべりしたりしながら魚を食べてはいけなく、よく咀嚼して骨に気を付ける。2.魚の骨が刺さった場合、ごはんを飲みこんだり、酢を飲んだりするなどの民間療法を取ってはいけない。3.喉に刺さった場合、匙で舌を押して、ピンセットまたは指で抜き出す。4.どうしても抜き出せなかったり、違和感を感じたりすると、直ちに病院で治療を受ける。
