最近、北京救急センター(120)の配車指揮センターの楊永菁配車員はある女性から「料理の時に油で火が出て、慌しく火を消そうとしていた時に、両手をやけどした」という通報を受けた。料理をする時に、油の温度をコントロールして、熱すぎる油を避ける必要がある。また、油を使っていて大きな火が立ち上がった時、慌てず直ち蓋を鍋にした後、ガスコンロのスイッチを切って元栓を閉めることで、酸欠によって火を消す。特に注意すべきのは、冷たい水を熱い油にかけると、油が飛び散って火事とやけどを引き起こすため、決して火が出た鍋に水をかけてはいけない。やけどはよくある不慮の事故による怪我である。軽度の場合、自分で応急手当をすると、短時間で完治するが、重度の場合、適切な応急処置をしないと、命を脅かす怪我をするほか、傷痕と障碍が残しやすくなる。軽度のやけど:一般的に、日常生活で起きた不慮の事故によるやけどとして、Ⅰ度、Ⅱ度の程度であり、熱傷面積は1%以下である。四肢をやけどした場合、直ちに冷水で患部を冷やし、または痛みと熱を感じないまで患部を清潔な冷水に浸す。胴体または他の部位を火傷した場合、冷たいタオルで患部を冷やして痛みを緩和することで、やけどの悪化を避ける。患部の衣服を無理に脱がさずに上から冷水をかけた後脱ぎ、または鋏でやさしく切った後取り除く。水で患部を冷やした後、Ⅰ度の場合、患部にやけど薬を塗る。民間療法で知られるねり歯磨きや味噌などを患部へ塗るのは清潔とはいえないので避ける。Ⅱ度の場合、水ぶくれを起こすと、勝手に破ってはいけない。水ぶくれが多すぎて破裂すると症状の悪化を引き起こす恐れがある時、縫い針(75%のエタノールで消毒済み)で水ぶくれの根元を刺して、ゆっくりと液体を排出するが、表面の皮膚を取り除いてはいけなく、できるだけ早く受診する。
