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毎週救急話題:指切断時の応急処置方法
ソース:北京市衛生健康委員会
日付:07/31/2020
最近、北京救急センターの外傷任務の比率が高くなり、不慮の指切断事故に関する通報も頻繁に受けた。指が切断された場合、直ちに指が取れたところの根元を強く押さえて大量出血を防ぐ。そして、傷口に清潔な布・ガーゼをあて、その上から包帯を強めに巻いて圧迫止血する。虚血による組織壊死を避けるため、縄、細長い布で指の根元を強く縛ってはいけない。切断指を処理する時に、清潔な水で表面の汚れを流してもかまわないが、強すぎる水流で局部の組織構造を破壊することを避けなければならない。簡単に言うと、乾燥・低温の環境で切断された肢体を保存しなければならない。肢体が切断された後、普通な保存法は清潔なガーゼや滅菌包帯にくるんで密封されたビニール袋に入れ、そしてビニール袋を氷水の入った容器に入れることである。低温保存の原因は、低温の環境で肢体と細胞の代謝時間が長くなることで、組織の酸欠時間が伸びて壊死時間も伸び、肢体の保存時間が手術に有利になることである。一方、細胞組織は生理食塩水につけると、水腫が起きて破壊されるため、肢体を乾燥の環境で保存し、塩水または生理食塩水に入れてはいけない。また、水道水、消毒液は組織を腐蝕する恐れがあり、特に消毒液は切断された肢体に対する腐蝕性が強く、組織構造を破壊して再接着の邪魔になるため、水道水、消毒液に入れてはいけない。要するに、乾燥、低温の環境で切断された肢体を保存しなければならない。そして、できるだけ早く傷病者とともに再接着の能力がある医療機構に搬送する。
