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毎週救急話題:アイスクリームを控えるべき人
ソース:北京市衛生健康委員会
日付:07/10/2020
夏の暑さを取り除くため、人々はよくアイスクリームを食べる。アイスクリームがおいしいが、食べすぎると体に負担をかける。例えば、「アイスクリーム頭痛」を起こす恐れがあることに注意すべきである。一部の人はアイスクリームを食べた後、側頭部、額部または後眼部がキリキリと、またはキーンと痛くなる。「アイスクリーム頭痛」は「寒冷刺激による頭痛」とも呼ばれ、その原因は冷たいものを一気に大量に食べると、口腔の粘膜に強い刺激を与え、血管の収縮と拡張を起こし、痛みを伝える神経も刺激され、続いて神経性頭痛を引き起こすことである。そのため、アイスクリーム、冷えたスイカを一気に食べたり、冷たいものを一気に飲んだりしてはいけなく、ゆっくりと口に入れて口内の温度に近づいた後、咀嚼・嚥下したほうがいい。高血圧、冠状動脈疾患、アテローム性動脈硬化などの脳・心血管疾患の患者は血管の弾力性と自己調節機能がある程度低下するため、「急激な寒冷刺激」による突然な血管収縮は狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こす可能性がある。妊婦は胃腸の粘膜が寒冷刺激・温熱刺激に非常に敏感するため、アイスクリームを食べすぎると、消化機能の低下を引き起こす。児童の場合、寒冷刺激による腸管の蠕動と血流量の減少は消化不良を引き起こす。また、糖分含有量が高いアイスクリームを食べると、糖尿病患者、肥満患者は脂肪肝などを起こしやすく、持病が悪化する恐れがある。そのため、上述の人はアイスクリームを控えるべきである。
