毎週救急話題:心肺蘇生法のやり方
ソース:北京市衛生健康委員会
日付:02/06/2020

  患者が突然の心停止に見舞われた場合、現場の目撃者は直ちに心肺蘇生法を行うと、患者を蘇生させる確率が高くなるため、肝心な時に取るべき救命処置としての心肺蘇生法を身につけなければならない。

  1、現場の状況を確認する。安全であれば直ちに患者に近寄り、患者の意識を確認し、呼吸を検査する。まず、両手で患者の肩を優しく叩きながら大声で呼びかける。そして、5-10秒かけて胸と腹部の動き(呼吸をするたびに上がったり、下がったりする)の有無をみる。ミリ秒単位の計数器を使う場合、1回の計数は1秒にかける。10秒を数えて患者の意識と呼吸の有無を確認する。

  2、120番通報する。あなた1人しかいない時は、120番通報が優先される。120番通報をする時、簡潔に患者の病状と居場所を説明する。あなた以外に人がいる場合は、直ちにその人に120番通報を依頼する。

  3、患者のあご先を持ち上げると、患者の頭がのけぞるような姿勢になり、楽に呼吸できる。そして、患者の側に跪き、両乳頭を結んだ真ん中のあたりに片方の手の付け根を置き、他方の手をその手の上に重ねる。手の付け根の部分に体重をかけ、患者の顔色を観察しながら、患者の胸が少なくとも5cm沈むほど強く、速く、絶え間なく垂直に圧迫する。圧迫のテンポは1分間に100回-120回である。胸骨圧迫を30回続けたら、人工呼吸を2回行う。