毎週救急話題:子供が毒物を誤飲した場合、催吐して良いのか?
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日付:07/31/2017
 
  急性中毒は児童の多発事故の1つで、毒物はよく見られる工業有機溶剤(例えば、シンナー)、生活化工用品(例えばシャンプー、顔料など)、薬物と毒虫退治薬(例えばネズミとゴキブリの退治薬)等を含む。子供が急性中毒した場合、急に嘔吐、気絶、けいれん及び危篤状態になることが多い。
  中毒後、親はまず子供の中毒原因を明確にし(におい及び溶剤容器により判断)、また子供と中毒源を隔離させる;そして清潔の水道水により、子供の肌、目或いは口腔内の有毒物を約20分洗い流す;そして、120に通報し或いは最寄りの医院へ送る;受診時、医者に子供の中毒前の兆し、活動範囲、誤飲毒液と救急処理措置等を説明し、できれば医者に毒源を提供し、救助に役立つ。
 「催吐」の形で毒物を吐き出させてはならない。一部の溶剤が催吐排出に向かず、また催吐時、異物が逆に呼吸器に入り、呼吸器の詰まりに繋がるおそれがあるから。

  情報提供/北京救急センター  趙堅