毎週救急話題:よくある「見知らぬ殺し屋」——熱射病
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日付:07/31/2017

  熱射病という名前は見知らぬように聞こえるが、実はこれは重症の熱中症で、致命的な疾患であり、病死率が高い等の特徴を有する。では、「熱射病」の症状はどうなのだろうか。なぜ致命性があるのか。いかに予防・治療するのか。
  高温・高湿度の環境では、人体は高温により体温調節機能が混乱し、体内熱量が過度に蓄えられ、神経器へのダメージに繋がる。更に高温期に心脳血管疾患、腎臓疾患、心理的熱中症、日光性皮膚炎も多発する。熱射病のタイプ:疲労型と非疲労型。疲労型は主に高温高湿環境で長期作業し、体育トレーニングと試合等の活動を行う青年・壮年に見られる。非疲労型は主に体質のより弱い高齢者、児童と産婦等に見られる。
  熱中症は三つのレベルに分けられる。軽度熱中症は、目眩、吐き気、脱力等の症状が現れる。中度熱中症は、目眩、吐き気、脱力以外、持続的高熱を伴うことが多い。重度熱中症は熱射病のことを指し、体温が40℃以上に達し、肌が乾燥して汗をかけず、意識を失い、臓器が衰弱するなど。
 「熱射病」患者への救急法として、まず速やかに日陰になって涼しく風通しの良い場所に移動し、そして120救急電話んをかけ或いは病院に送り、物理方法で温度を下げ、痙攣による傷害を防止する。

  情報提供/北京救急センター  趙堅