ナビゲーション
毎週救急話題:コレステロール値を下げることで心筋梗塞を予防できる
ソース:
日付:08/09/2017
定期的に血中脂質を測定することは、心筋梗塞予防の前提である。低密度リポタンパクコレステロール(LDL-C)は「悪いコレステロール」とも呼ばれ、心筋梗塞と密接に関わっている。「悪いコレステロール」値の向上はアテローム性動脈硬化、更に血管狭小を引き起こし、冠状動脈性心臓病と脳卒中等の心脳血管疾患に繋がる。更に危険なのは、安定しないプラーク破裂或いは血栓脱落は、短時間内に血管詰まりを起こし、心筋梗塞に繋がり、致命的である。心筋梗塞予防は、「悪いコレステロール」の数値を把握し、血中脂質の測定から着手する。
「悪いコレステロール」値を下げることは、心筋梗塞予防の核心に当たる。それぞれ対象者の「悪いコレステロール」の指標が異なり、「悪いコレステロール」値が高い場合(>4.9mmol/L)、40歳以上の糖尿病患者、高血圧と複数の危険要素を併せ持つ患者等は、ハイリスク患者であり、「悪いコレステロール」値を2.6mmol/L以下に抑えること。明確に冠状動脈性心臓病と診断される場合、1.8mmol/L及びそれ以下に抑えること。更に、 「悪いコレステロール」値が低いほど、心筋梗塞予防の效果が良い。
突発性心筋梗塞が起こる場合、即座に120に連絡する必要がある。突発性心筋梗塞が起こったら無断で移動しないこと。ドアと窓を開け、上着を緩めること。患者が意識を失った場合、直ちに心肺蘇生法を施すこと(心臓マッサージ+人工呼吸)。なお、電話及び救急通路を確保したい。
情報提供/北京救急センター 趙堅
