先日、アメリカのスタンフォード大学は携帯電話端末ソフトウェアを通じ、全世界の111の国と地域における71.7万人に対し、健康データを調査した。データによると、中国大陸国民の毎日の平均歩数は6189歩であり、世界の毎日の平均歩数の4961歩を遥かに超え、世界二位になる。人類は300万年を経り、猿から進化し、這うための身体構造から歩くための身体構造になる。現代人の身体構造と生理構造は歩行に適する。歩行は人類の最も自然の運動である。

　歩行は心臓・血管疾患の発作率を下げる。世界保健機関（WHO）のデータによると、毎週4時間以上歩く65歳以上の老人は毎週1時間以下歩く65歳以上の老人より、心臓・血管疾患の発作率が69％下がり、病死率が73％下がる。

　歩行は血糖値を下げる。体内の血糖値が上がっているとき、インシュリンを利用して血糖値を下げる必要がある。運動はインシュリンの敏感性の向上、骨の機能の改善、糖尿病の合併症の予防などに役立てる。

　歩行は骨に役立てる。研究によると、歩行、ランニングなどのウエイトトレーニングは水泳などの非ウエイトトレーニングより、骨のカルシウムの保有率を向上させる。だから、ミルクを飲むほか、もっと運動するという良い習慣を身につける必要がある。何種類のカルシウム製剤より、歩行は経済的且つ便利なカルシウム補充法である。