毎週救急話題:心筋梗塞の応急処置「1-2-4」
ソース:北京市衛生計生委員会
日付:12/04/2017

 

  心筋梗塞は突然死の主な病因である。心筋梗塞を見分け、直ちに応急処置を取ることは、心筋梗塞による突然死を予防する基本処置である。心筋梗塞を見分け、できる限り患者の生命救うため、応急処置「1-2-4」を覚えろう。

 「2」とは二つの主な症状である。胸痛は心筋梗塞の主な症状である。心筋梗塞による胸痛は心臓前胸部の「圧迫感」、「巨石が胸に押し付けるような感じ」として感じられる同時に、上腹部、下顎、左腕の痛みも感じられる。大汗は心筋梗塞の主な随伴症状である。一般的な狭心症の発作は大汗を引き起こさないが、心筋梗塞の発作は大汗を引き起こし、数分内に汗で服がびしょぬれになる恐れがある。

 「1」とは薬物を利用し、症状を緩和することである。ニトログリセリンは胸痛を緩和する最も有効な薬物である。胸痛が発作した時、ニトログリセリンのバッカル(舌下錠)を患者に1錠服用させるべし。胸痛が激しくない患者に対し、5分で胸痛を緩和できる。もし胸痛を緩和しない場合、もう1錠を服用させるべし。もし連続的に3錠を服用させた後、患者の胸痛を緩和しない場合、直ちに救急番号120をかけ、患者を病院に運ぶべし。

 「4」とは四分以内に応急処置を取ることである。重度心筋梗塞は心臓突然停止を引き起こしやすい。心臓突然停止後の四分間は救急の「黄金時間」といわれる。心筋梗塞患者を救うため、直ちに救急番号120をかけ、応急手当の知識と技術を身につける人が患者に心臓マッサージと人工呼吸を行うべし。