毎週救急話題:命を救うハグ:ハイムリック法(腹部突き上げ法)
ソース:北京市衛生計生委員会
日付:12/06/2017

 

  最近、アメリカのレストランで食事を取ていた男性は急に噎せた。彼は激しく咳をしはじめ、呼吸困難の症状が現し、手で首を掴み、強く胸を叩き、苦しそうに見えた。その時、隣に坐っていた非番の警察は彼の異常な様子に気付き、直ちに彼の側に駆けつけ、後ろから彼を両手で抱き締め、彼の腹部を力強く押さえた。これにより肺が空気で押され、成功的に気管から異物を取り除いた故、彼の命を救った。この応急措置はハイムリック法(腹部突き上げ法)である。

  患者が気管に異物を吸い込んだ時、自力で咳で異物を排出するように助けるべし。咳で異物を排出できない場合、ハイムリック法(腹部突き上げ法)を取るべし。

  まず、 救助者は患者の後ろにしっかり立って両手を患者の腹部に当て、患者の頭を下げる。そして、片手の掌を患者の臍の上に当て(胸骨の最下部の剣状突起を避ける)、拳を握り、片手で拳を強く押さえる。最後、患者が咳で気管から異物を排出するまで、突き上げるように患者の腹部を連続的に圧迫する。ハイムリック法(腹部突き上げ法)を取た後、患者の症状を和らげない場合、直ちに患者を病院へ運ぶべし。