毎週救急話題:児童がかかりやすい感染症の予防・治療法
ソース:北京市衛生計生委員会
日付:12/12/2017

 

   冬は感染症が多発する季節である。感染症に対する抵抗力が弱い児童は予防に関する意識を持たない。ここに、二種類の児童がかかりやすい感染症およびその予防?治療法を紹介する。

  インフルエンザは強い伝染性がある急性気道感染症である。1日―3日の潜伏期間の後、38℃以上の発熱、頭痛、筋肉痛、倦怠感、鼻水、咳、咽頭痛などを呈する。児童患者の場合、吐き気、嘔吐、下痢などの消化管症状を呈する。大部分の患者は1-2週間以内に自然治癒できるが、症状が出た後の48時間以内に抗ウイルス剤を服用すると、症状を和らげ、治癒期間を1-2日縮める。

  水疱性口峡炎(ヘルパンギーナ)は腸内ウイルスによる伝染性がある感染症である。5歳までの乳幼児が水疱性口峡炎(ヘルパンギーナ)をかかりやすい。患者は急に39℃前後の熱(持続的な高熱又は繰り返す高熱)が出て、主に口腔、口峡部だけに青白い水疱が出て、身体の他の部分にあまり水疱が出ない。ウイルスは唾液、咽頭分泌物や糞便中に存在する。ウイルスはそれに汚染された手、タオル、歯磨き道具、玩具、食器、授乳グッズ及び寝具などを経り、経口感染する。また、患者の唾液、咽頭分泌物に存在するウイルスは飛沫感染する。ウイルスに汚染させた水を飲んだ後、感染する恐れもある。患者が関連症状が出ると、直ちに医者に見てもらうべし。また、患者の体温の変化に注意し、高熱による気絶を防ぐため、物理法と薬物を利用して患者の体温を下げるべし。