毎週救急話題:シャワー・風呂使用中の一酸化炭素中毒に注意しよう
ソース:北京市衛生計生委員会
日付:01/15/2018

 

 最近、段々寒くなっていく。石炭ストーブなどの暖房設備を設置しないマンションに住んでいるゆえ、一酸化炭素中毒事件に無縁であると信じている人はたくさんいる。実に、家庭用ガス湯沸器を十分な換気をせずに使用すると、不完全燃焼による一酸化炭素中毒事故を起こすケースがたくさんある。

 家庭用ガス湯沸器を使用する時、窒素酸化物、一酸化炭素、アルデヒド類化合物、炭の顆粒物、二酸化炭素などを含む燃焼排気ガスが放出される。浴室の換気が不充分になる場合、有害ガスの濃度が上がる。また、ガス燃焼の時には大量の酸素が必要であるゆえ、人は酸欠状態に陥る恐れがある。そして、ガスの不完全燃焼場合、より多く一酸化炭素が放出される結果、一酸化中毒が引き起こされる。

 炊事用具、ガス湯沸器の定期な点検?修理、燃焼設備の浴室外の設置、給排気設備の設置が必要である。シャワー?風呂を使用する時、ドア?窓を少し開け、充分な換気を確保する。また、シャワー?風呂を使用した後、家庭用ガス湯沸器の元栓を閉める。そして、温度が高すぎる水で長時間にャワー?風呂を使用しないで、眩暈、頭痛、耳鳴り、吐き気、嘔吐、動悸、倦怠感、頭がくらくらして目がかすむような症状がでると、すぐに家庭用ガス湯沸器の元栓を閉め、ドアを開け、新鮮な空気を流れ込ませる同時に、意識があるうちに大声で救助を求める。

 一酸化炭素中毒の患者が意識不明になる場合、直ちに患者を有毒ガスがある場所から連れ出し、患者を仰向けのまま地面に横にさせ、心臓マッサージを行う同時に、120番をかけ、救急救命処置などの専門知識を持つ人に治療を任せる。