毎週救急話題:乾燥シーズンに鼻血がとまらない!顔を上げる、ティッシュを丸めて鼻に詰めるなどの止め方はNG行為だった!
ソース:北京市衛生計生委員会
日付:04/16/2018

 

  北京の冬は乾燥するため、鼻血が出やすい。鼻血が出たときに、顔を上げる、ティッシュを丸めて鼻に詰める、手を上げるなどは有効な止め方なのか。

  鼻の中は通じ合う鼻腔、副鼻腔、鼻咽部から構成する。しかも、鼻が口と繋がっている。鼻血が鼻孔から出た時に顔を上げると、鼻血が鼻咽部を経て口に落ちていき、或は喉を経て胃に落ちる。また、手を上げるのは何の科学的な根拠がない。

  正しい止め方は:鼻血が喉のほうに落ちないように、小鼻を強くつまんで、頭を軽く下に向ける;親指と人差し指でキーゼルバッハ部位(小鼻の上あたり、鼻の硬骨と軟骨を繋ぐ処)をつんで、そのまま5~10分待つ。なかなか出血が止まらない場合、鼻の穴に脱脂綿或はティッシュを入れ、外から鼻を押さえる。また、保冷剤や冷たいタオルなどで額と項を冷やすと止血の効果がある。出血量が多くて止まらない場合、速やかに耳鼻科を受診することをオススメする。

  寒くて乾燥にする冬になると、鼻の粘膜が乾燥しやすくて炎症を起こす。普段、鼻腔の保湿ケアを行い、鼻を頻繁にほじらないように注意する。また、ビタミンCとカルシウムを摂取して毛細血管の抵抗性と透過性を向上する。慢性疾患の患者は医師の指示に従って自己管理を強化する。