毎週救急話題:魚の骨が喉に刺さった時、ご飯を丸呑み、酢を飲むなどは致命的な対処法
ソース:北京市衛生計生委員会
日付:04/16/2018

 

 

  今年の春節が過ぎ去った。春節の料理には欠かせない存在は魚料理である。魚の骨が喉に刺さった時、ご飯を丸呑み、食酢を飲むなどの「昔から伝わる対処法」は有効であるか?

  魚の骨が喉に刺さった時、食酢を飲むのがほぼ役に立たない。食酢は魚の骨の主な構成成分であるカルシウムを溶かし、魚の骨を柔らかくするが、食酢の酢酸の含有量が低いゆえ(4%-6%である)、魚の骨を長時間に食酢に浸す場合こそ、柔らかくなれる。また、幼児は食酢を飲む場合、酢酸は食道粘膜の損傷を引き起こし、魚の骨に刺された患部の怪我と痛みをひどくする、ひいては急性喉頭浮腫を引き起こす恐れがある。だから、魚の骨が喉に刺さった時、食酢を飲むのがほぼ役に立たない、逆に喉の粘膜を傷つく。

  魚の骨が喉に刺さった時、ご飯を丸呑みするのは致命的な対処法である。塊状の食べ物を一気に飲み込むと、喉に刺さった魚の骨が外れる可能性があるから、ご飯或はマントウを丸呑みすることで実際に骨が取れることもある。しかし、この場合も小さな骨が手前に刺さっている時には有効である。多くの人はご飯或はマントウを丸呑みした後、痛みが強くなる。それは塊状の食べ物が魚の骨を喉の奥に押し込むからである。ひどい時には喉の粘膜を傷つけて化膿する或は炎症を起こす、ひいては喉頭浮腫を引き起こして窒息する恐れがある。したがって、「昔から伝わる対処法」は無効であり、致命的である。