毎週救急話題:呼吸性アルカローシス
ソース:北京市衛生計生委員会
日付:04/16/2018

 

  最近、ある女性は映画館で映画を見たとき、息苦しそうにして、つらい表情で倒れた。北京救急センターで救助を受けた後、女性の症状を和らげた。映画は内容が暴力的で、声が大きくて血生臭いシーンが多いため、もともと血管迷走神経反射を起こしやすい彼女はいきなり倒れた。彼女の症状からみると、呼吸性アルカローシスの発症を初歩的に判断できる。

    呼吸性アルカローシスとは、過度の呼吸による血漿中の炭酸(H2CO3)濃度の下降または炭酸ガス(CO2)分圧の下降が原因となるpHの上昇という疾患である。

  主な病因:精神性過換気、代謝過程の異常、低酸素症、中枢神経系疾患、サリチル酸中毒など。

  主な症状:手、足、顔特に口元が痺れて針に刺されたような痛みが生じ、息苦しくなり、胸痛、眩暈、恐怖感が襲うなど。重症例では手足の攣縮も生じ、呼吸が浅くてゆるいなど。

  解離性障害(ヒステリー性神経症)と神経症(不安障害)または緊張しやすい人は、大きな紙袋を患者の鼻?口に当て、再び呼吸する。そうすると、炭酸ガス(CO2)分圧を上げ、呼吸中枢に刺激を与え、正常に呼吸できる。