毎週救急話題:アルコール中毒患者が意識不明になった場合、無理に吐かせてはいけない
ソース:北京市衛生と計画出産委員会
日付:08/29/2018

 

  会食する時、存分に酒を飲むことを避けがたいが、過度な飲酒が急性アルコール中毒を引き起こすケースは多い。過度な飲酒は中枢神経系と呼吸循環系の機能障害を引き起こし、重度のアルコール中毒の場合、呼吸中枢の麻痺による死亡を引き起こす。

  急性アルコール中毒の症状は興奮期、運動失調期、昏迷期に分かれ、急性胃粘膜病変、急性膵炎、急性肝壊死などを引き起こす恐れがある。

  応急手当:

 興奮期と運動失調期における急性アルコール中毒患者は、催吐によってアルコールの吸収と苦痛を減らす。また、梨、蜜柑、西瓜、大根などを食べて酔いを覚ます。

  嘔吐による窒息を防ぐため、昏迷期における急性アルコール中毒患者に「安定した横臥位」をとらせる。この場合、窒息を防ぐため、催吐と毒物誤飲に対する胃洗浄をしてはいけない、直ちに救急番号120をかける。