毎週救急話題:一酸化炭素中毒になったとき、どんな応急手当をとるべきか?
ソース:北京衛生健康委員会
日付:01/04/2019

 

  最近、北京救急センターは一酸化炭素中毒事故の通報を数回受けた。主に平屋の住民はストーブやコンロなどを利用する際に、不注意な操作で一酸化炭素が漏れて一酸化炭素中毒事故になる。一酸化炭素には色も臭いもないため、一酸化炭素中毒が発生しても気がつきにくい。一酸化炭素中毒になったとき、どんな応急手当をとるべきか?

  急性一酸化炭素中毒は、主に室内でストーブやコンロなどを利用する際に、排気筒に不備があるため、換気不足になり(例えば、排気筒を正しく設置しない、排気筒が塞がっている、排気筒に穴があって一酸化炭素を含んだ排気が漏れる、一酸化炭素を含んだ排気が室内へ逆流するなど)、さらに締め切った部屋でストーブやコンロなどの排気のたまりによって発生する。また、ガス湯沸器を利用する際に、換気不足によって発生しやすい。一酸化炭素中毒の軽度症状、中度症状、重度症状を以下に記載する。

  軽度症状:頭痛、めまい、吐き気、嘔吐、手足の脱力など。

  中度症状:軽度症状が出た後、意識障害、昏睡などが起きる。典型的な症状は、口と唇がさくらんぼうのような赤色に見えるなど。

  重度症状:重度の昏睡状態、尿失禁、便失禁など。

  一酸化炭素中毒が発生した場合、すぐに患者を現場から搬出する。また、ドアと窓を開けて換気する。患者を室外へ移動させると、防寒保温対策をとり、患者の気道を確保する。条件があれば、患者に直ちに酸素を吸わせる。同時に、120番通報して、救急車を待ちながら、患者を介護する。