毎週救急話題:気絶の原因を直ちに見分ける方法
ソース:北京市衛生健康委員会
日付:02/25/2019

 家族と友人が突然に気絶して倒れた場合、どんな応急手当を行うべきか?気絶の原因を直ちに見分ける方法を学ぼう。
 癲癇の発作を起こすと、一般的な症状は全身が激しく痙攣したり、口から泡を吹いたり、唇が紫色になったりすることである、また、心臓が動くことである。心筋梗塞による突然死の症状に比べると、これは一番大きな違いである。喉仏から外側に二つの指ぐらいのところで頸部動脈を触ると、心臓が動いているかどうかを判断できる。
 心筋梗塞による突然死の発作を起こすと、典型的な症状が呼吸停止、脈の触知不能、心停止である。頸部動脈を触って脈を感じると、脈と心臓の動きを判断できる。
 脳卒中は常に脳出血、脳梗塞にみられる。最初は一般的に頭痛、眩暈、視界がぐるぐる回るなどの症状が出た後、吐き気がして嘔吐したり、意識がはっきりしないなどの症状が出る。重症の場合、意識不明になったまま、声をかけても起こせない。脳卒中患者は癲癇患者と違い、一般的に痙攣などの症状がない。また、心筋梗塞による突然死患者と違い、脈が確認でき、心臓も動いている。重度の脳卒中患者は発作を起こした時、患部側の目の動眼神経が圧迫されたため、両目の瞳の大きさが一致しなくなる。脳卒中患者が発作を起こした時、口内の分泌物を気道に入って窒息を起こすことを避けるため、頭を横側に向かせる。また、直ちに120番通報をして、患者に病院で更なる治療を受けさせる。