ナビゲーション
「仕事を効果的に遂行し、人々の問題を解決し、医療の質と効率を向上させる」シリーズ2:伝統的な中国医学の文化を発揚し、国民の健康リテラシーを向上させる
ソース:北京市衛生健康委員会
日付:12/08/2023

テーマ別教育の成果の実践化を促進し、北京市衛生健康関連機関の国民健康意識の向上と質の高い発展の促進に関する具体的な取り組みとその効果を全面的に展示するために、北京市衛生健康委員会は「仕事を効果的に遂行し、人々の問題を解決し、医療の質と効率を向上させる」という一連のテーマ別宣伝活動を開始した。

11月29日、北京市衛生健康委員会は中国医学文化の発展に関する一連のメディアコミュニケーション会議を開催した。

李徳娟氏

北京市中医管理局副局长、二級巡視員

近年、中国医学関連機関は中国医学文化の本質を徹底的に研究し、中国医学文化と各業界の融合を推進し、人々の中国医学の健康・文化リテラシーを高め、人々の中国医学サービスへのアクセス意識を絶えず強化している。

一、市内16区をカバーする100カ所の中国医学健康文化体験館の建設完了

北京市で開催された2019年世界園芸博覧会の中国医学テーマ館「本草印象館」の経験を踏まえ、市内に100カ所の中国医学健康文化体験館を建設した。体験館の運営に取り組むために、北京市中医管理局は積極的に業界資源を統合し、「専門家チームを指導役、サービスチームを主体、事業チームを支援役とする」人材チームを設立し、インセンティブ体制を確立し、常にサービスを最適化している。不完全な統計によると、市内の各体験館には延べ100万人以上が体験に訪れているという。今年、市内に100カ所の中国医学健康文化体験館を利用して、子供の日、端午節、中秋節、重陽節などの祝日・休日に中国医学文化活動を実施している。例えば、子供の日の活動で設計されたクイズ「通関文牒」を通じて、子供たちはゲームの中で中国医学健康文化の知識を習得し、遊びながら教育を受けることができた。重陽節の活動は重陽の文化、中国医学の健康・養生知識と青春の思い出を結びつけ、高齢者が中国医学を利用して正しいライフスタイルを確立できるよう指導し、累計10万人以上が活動に参加した。

二、「一軸三帯」における中国医学文化ブランド活動のマトリックスを構築

全市の統一的な配置に従って、各区は区内の文化ベルトにおける伝統的な中国医学の文化的特徴を徹底的に研究する。今年、地壇中国医学健康文化節、平谷長城百合中国医学健康文化節、通州運河中国医学文化節、石景山西山中国医学文化シーズン、豊台南苑中国医学文化節、門頭溝永定河中国医学文化節、昌平居庸関長城中国医学文化節が開催され、基本的に「各区には特色があり、各区には活動がある」という理念を実現し、北京市の「一軸三帯(中軸線、大運河文化ベルト、長城文化ベルト、西山永定河文化ベルト)」における中国医学文化ブランド活動のマトリックスを形成している。

三、中国医学文化と学校や観光の融合を積極的に推進

学校への中国医学文化の普及を全体的に計画する。現在、中国医学カリキュラムは北京市16区の小中学校982校に導入され、各校の学校を基盤としたカリキュラム開発の特徴と注目点となっている。北京市は、「北京青年中医薬読本(小学版)」、「中医薬三字経」、「中医薬養生謡」など、様々な読本を作成し、実証的な効果を上げている。市内の各校と人民大学附属中学通州キャンパスはその地理的条件を生かし、「いかにして校内で中国医学文化の革新的的実践化を実現できるか」というカリキュラムを中心に12の校内コースを制定し、生徒が健全な生命観と正しい科学観・方法論を身につけることを支援している。同時に、北京市文化観光局と共同で、59カ所の北京中国医学文化観光モデル基地を選定し、13本の中国医学健康観光ツアーを開設した。そのうち、故宮御医薬館、地壇中医薬養生文化園、聴鸝館、西苑病院などの医療・健康・養生文化が含まれる観光ツアーと、広誉遠中医薬文化博物館、同仁堂大栅欄老薬舗、鼓楼中医病院京城名医館などの博物館や薬局が含まれる観光ツアーがある。高品質の中国医学健康観光商品は国内外の旅行者が北京市で中国医学の文化的特徴を知り、中国医学の知識を学び、中国医学活動を体験する窓口となっている。

次の段階では、中国医学関連機関は中国医学文化の継承と革新を基礎とし、市、区、コミュニティレベルの3段階のコミュニケーションシステムの枠組みを利用して首都の3つの文化ベルトの構築に貢献する。

周英武氏

東城区衛生健康委員会副主任

東城区は地域の文化資源の優位性を十分に発揮し、伝統的な中国医学の伝承と革新的発展、文化強区戦略の有機的な融合を実現し、伝統的な中国医学の文化を人々の生活に溶け込ませ、健康的なライフスタイルに変えている。

一、資源の優位性を十分に発揮、中国医学健康サービス体系を絶えず改善

北京市和平里病院を地域の中西医結合医療サービスセンターに、北京市隆福病院を三級甲等の中西医結合老年病病院に、北京市鼓楼中医病院を東城区の地域中国医学医療センターに、東城区第一人民病院を地域の中西医結合リハビリテーション病院にする。東城区婦幼保健院「昇降浮沈(母子向けの中国医学サービス能力をさらに向上させる。母子の健康リスク軽減における中国医学の役割をさらに発展させる。母子向けの中国医学健康文化の自覚的な創出をさらに促進する。母子医療分野における中国医薬資源の普及を推進する)」プロジェクトを推進する。区内の10カ所のコミュニティ衛生サービスセンターはすべて、総合的な中国医学サービスエリア、中国医学科、漢方薬薬局、中国医学医療設備を設置し、中国医学の適切な技術サービスを幅広く実施する。人々の健康維持と増進における中国医学の独特な役割を積極的に発揮し、中国医学医療サービス、疾病予防、慢性疾患の診療、養生・保健とリハビリテーションを統合した中国医学健康サービス体系を絶えず改善する。

二、中国医学文化を発揚、中国医学産業の発展を促進、東城区の特徴的な「杏巷」プロジェクトを実施

東城区は全国初の中国医学発展総合改革試験区の一つとして、全国初の中国医学テーマパーク「地壇中医薬養生文化園」を建設し、15年連続で「地壇中国医学健康文化節」と「東城区膏方養生文化節」を開催し、中国医学文化の普及と伝播を推進している。東城区は区内の資源を活用し、地域の実情に応じて政策を制定し、「杏巷」プロジェクトを実施し、中国医学の医療サービス、科学研究、教育訓練、文化伝播、国際交流、産業発展などの多機能健康産業クラスターを建設する。北新橋街道には「病院・産業界・大学・研究機関」を特徴とする「杏巷」を、景山街道には「科学技術成果」を特徴とする「杏巷」を、建国門街道には国際医療を特徴とする「杏巷」を、東花市エリアには漢方薬の食事療法・薬膳料理、養生・保健・リハビリ専を特徴とする「杏巷」を、前門東区には「名医堂」を特徴とする「杏巷」を建設する。

三、市民向けの中国医学健康生活サービス体験プラットフォームを構築

1、中国医学健康観光文化ブランドを構築

東城区は「国家中国医学健康観光モデル区」の第一陣となり、地壇中医薬養生文化園、鼓楼中医病院京城名医館、中国中医科学院中国医史博物館など10カ所が「北京中国医学文化観光モデル基地」となり、1カ所が「北京中国医学文化観光建設基地」となった。現在、中国中医科学院中国医史博物館、屠呦呦研究員の実験室など6つの観光スポットが高品質の北京中国医学健康観光ツアーに組み込まれ、人々に中国医学の特別な文化を体験する場所を提供している。

2、中国医学の健康的なライフスタイルの没入型展示空間を構築

2020年、東城区の地壇養生園で、全市初の「北京中国医学健康文化体験館」が開業した。現在、東城区は北京市鼓楼中医病院名医館、地壇養生園、6つのコミュニティ衛生サービスセンターにそれぞれ8つの北京中国医学健康文化体験館を建設した。2023年、東城区安定門コミュニティ衛生サービスセンターに「住民中国医学健康生活ホール」を建設し、所轄地域内の住民に科学的、権威的、総合的、便利な中国医学健康生活サービスを提供する。

3、学校への中国医学普及プロジェクトを徹底的に実施

東城区は小中学校における「子供の日(6月1日)」中国医学文化普及プロジェクトを革新的に実施している。各学年の生徒の年齢特性によって、中国医学文化教育の目標は異なるレベルに設定されている。現在までに、東城区の小中学校の80.5%が中国医学文化教育を実施している。

次の段階では、東城区は引き続き地域資源の優位性を十分に発揮し、中国医学サービス体系を改善し、中国医学文化を推進して人々の生活に浸透させるために全力を尽くしていく。

黄晨氏

北京市鼓楼中医病院党委員会書記

北京市中医管理局と鼓楼中医病院が共同で建設した国内初の中国医学健康文化体験館「001号本草小象館」は地壇養生園内にある。北京市で開催された2019年世界園芸博覧会での「本草印象館」の成功体験を踏まえ、同館は中国医学の科学的、権威的、包括的な知識を大衆に普及させることを目的とし、「本草生命」、「本草生活」、「本草生態」などの主要内容を展示している。これに基づき、病院は本草小象館を、人々の健康に奉仕し、中国医学の知恵を紹介し、文化交流を促進し、伝統文化を発揚する窓口とし、中国医学衛生サービス、中国医学文化経験、中国医学知識普及の「三位一体」建設モデルを集中的に示している。

一、医療ボランティア活動により、人々の健康を守る中国医学健康管理サービスを提供

同病院は「国家中国医学発展総合改革試験区建設モデル基地」として、2010年から鼓楼岐黄ボランティア・サービスチームに協力している。医師、看護師、薬剤師、有名な漢方医の継承者を中心に、若手党員・青年団員である医療従事者を加えたチームメンバーが毎日、地壇養生園の「上工坊」に派遣され、中国医学の知識普及と健康指導を行っている。2020年、001号本草小象館は正式に開業し、無料の診療活動を休みなく実施した。

2023年、同病院は革新的な取り組みを再び統合し、中国医学の「五行」を特徴とする一連のボランティア活動を実施している。毎週月曜日から金曜日まで、中国医学の専門家や博士チームを代表とするボランティアが定期的に専門的な無料診療や養生講座を行う。外国人を含む中国医学愛好家たちの案内で、現代的な設備を通じて来訪者に中国医学文化の体験サービスを提供し、中国医学文化や中国医学養生・保健の知識の普及・促進を達成し、人々の健康に貢献している。同時に、同病院は「健康サービスカード」を立ち上げ、病院と小象館の間に診療用「グリーンチャンネル」を構築し、病院に行く必要のある来訪者に一対一の案内を実施している。今年7月、地壇小象館で「地壇の優れた応急処置によって救われた患者は、感謝の気持ちを込めて、命の恩人に錦旗を贈った」という感動的なニュースもあった。漢方薬に関する質問に答えている中共党員で副主任薬剤師の楊燕さんは、園内で熱射病で意識を失い失神した老人を、中国医学のツボ指圧で救った。そのため、家族は特別に2枚の「錦旗(感謝の印として贈る記念品)」を作り、病院とボランティアに感謝の意を表した。

二、本草小象館の中国医学文化体験により、優れた伝統文化を展示

本草小象館では、人々は先進的で便利な身体評価機械で正確な身体評価を受け、インテリジェント技術で国家級ギフトの鍼灸用銅人を使用することができる。また、千年の歴史を持つ中国医学の素晴らしさを、「時間の中の中国医学」や「生命の樹」などの内容を通して体験することができる。同館はオンライン・オフラインの両方で住民の健康状況に応じて中国医学健康生活に関するアドアイスを提供し、温もりのある健康生活管理の実現と特別な健康ライフスタイルの構築を支援することで、「病気になる前に予防し、病気になったら変化を予防し、完治後の再発を予防する」という中国医学の考え方を人々の心に深く根付かせ、中国医学の知恵を日常生活に浸透させる。

伝統的で人気のある祝日・休日には、同館は各種の中国医学文化体験活動を行う。人々は熱心に参加し、ゲームや体験を通して中国医学健康文化の知識を自然に学ぶことができる。京城名医館の022館は診療に来る子供たちの「楽園」となっており、中国医学を楽しみながら学べる教育活動を定期的に企画している。これにより、医者にかかる不安やパニックを効果的に和らげるだけでなく、子供たちが中国医学を理解し、中国医学を知り、中国医学を感じるきっかけにもなる。

三、鼓楼健康ライブチャンネル「岐黄之声」は中国医学の知識普及に協力

本草小象館の文化的雰囲気は強く、同病院の中国医学文化展示クラスターの重要な構成要素として、鼓楼健康ライブチャンネル「岐黄之声」もここに誕生した。今年6月、病院とCCTV (中国中央電視台) ニュースは人気番組「二十四節気図鑑・夏至」の科学普及ライブ放送を行った。医療スタッフは館内の漢方薬の香りを感じながら、夏至の養生のツボについて説明した。北京テレビ局の北京ニュースチャンネルの「ここは北京」という番組からインタビューを受けた。また、北京日報社の「有医説医」特集と共同で保健知識を普及させた。これまでに、各種メディアを通じて累計125本のビデオ映像を制作し、10回のライブ放送を行った。

北京市鼓楼中医病院は一般市民にサービスを提供し、本草小象館を社会に奉仕し、市民に奉仕し、中国医学文化を発揚する重要なプラットフォームとして建設し、実践的な行動で、中国医学文化を宣伝し、中国医学の養生理念を提唱し、優れた伝統文化としての中国医学の魅力を発揮している。