今週疫病流行状況(2020年5月18日から2020年5月24日まで)
ソース:北京市衛生健康委員会
日付:06/12/2020

  一、疫病流行状況概要

  2020年第21週にわたり、全市において法定感染症の発生数が合計14種766例あり、死亡例が2例あると報告される。報告病例数の上位5位の病種はその他の感染性下痢、肺結核、梅毒、ウイルス性肝炎と赤痢であり、合わせて全体の89%を占める。

  二、重点疫病に対する健康上のアドバイス

  北京市において、先週に比べると、今週の各感染症の報告発生数が5.8%増えるが、法定感染症の報告発生数は全体的に低い水準になっている。5月に入った後、他の感染性下痢の報告発生数が増えつつあり、今後さらに増える可能性があるため、市民の皆さんに、飲食の習慣と衛生に注意し、腸管感染症を予防するようにアドバイスする。

  目下、北京市において、「外国からの感染流入、国内で感染の再拡大の予防」という新型コロナウイルスによる肺炎の感染対策に関する任務は依然として厳しいため、感染対策措置を油断せず実行する必要があり、ハイリスク群、重要な場所、特殊な区域は自覚して予防措置を取る必要がある。そのため、市民の皆さんに次のようにアドバイスする。1、社交活動を行う時に、安全な距離を保つ。2、よく手を洗い、よく換気し、大勢の人が集まることを避け、咳をする時のマナーに注意するなどの健康上の良い習慣を身に付ける。3、交通機関を利用する時に、マスクを着用し、自覚して安全意識を持つ。4、大勢の人がいる場所に行く時に、予防措置をしっかりととる。5、取分け用箸・スプーンの利用を提唱する。6、適度にスポーツをする。7、発熱、空咳などの症状が現れると、直ちに医療用マスクを着用して近くの発熱外来を受診する。また、就職先に病状、旅行歴、接触歴を報告し、病気を押して出勤してはいけない。

  附表

  2020年第21週の北京市法定感染症の発生数、死亡数の統計表