毎週救急話題:長時間座ると腰痛が悪化、適度な運動が必要
ソース:北京市衛生健康委員会
日付:03/29/2024

普通のサラリーマンにとって、仕事中に座り、夕食時に座り、おしゃべりの時に座り、家で座ってテレビを見ています。気づかぬうちに、「座りすぎ」になっています。座りっぱなしがもたらす健康上の問題は腰痛など肉体的にも徐々に現れています。

研究によると、座りっぱなしで腰椎にかかる負荷は最大で、腰を痛める可能性が最も高いです。腰椎と筋肉は長時間緊張状態にあるため、腰椎の筋肉疲労や椎間板変性につながりやすいです。医師は仕事や勉強で座っている時、上半身を横に傾けることなくまっすぐに保ち、30分から40分おきに立ち上がって体を動かすことを勧めています。これは腰痛を和らげるだけでなく、下肢に静脈血栓症ができるのを防ぐ効果もあります。

以下の3つの日常的な運動方法は腰痛を効果的に和らげることができます。

1.うつ伏せストレッチ。うつ伏せになり、両肘を両肩の下に垂直に置き、深く息を吸いながらゆっくりと上半身を支え、息を吐きながら30秒キープし、息を吸いながら伏せ、上記の動作を繰り返し、2~3分行います。

2.腰椎ヒップブリッジ。 仰臥位で膝を曲げ、両手を体の横に置きます。お尻を引き締め、少し持ち上げ、肩、お尻、膝を一直線にし、3~5秒キープしてゆっくり下ろします。8~10回を1セットとし、3~5セット行います。

3.座ったままのストレッチ。椅子の端に座り、両手を膝の上に置き、両手が足の甲につくまでゆっくりと屈み、30秒間キープし、これを2~3分間繰り返します。

北京救急センター(120)のアドバイス:座りっぱなしの生活による日常的な腰痛のほかにも、腰椎捻挫、腰椎骨折、筋・筋膜性腰痛症、腰椎椎間板ヘルニアなど、腰椎損傷にはさまざまな症状があります。具体的な原因や症状に応じて、病状と合わせてできるだけ早く医師の診察を受けることが大切です。手足の動きが制限された場合、やみくもに動かず、必要であれば120番通報し、専門的な技術や道具を持つ医療スタッフに、さらなる治療のために病院へ搬送してもらう必要があります。