毎週救急話題:高齢者は気道閉塞を避けるため、食事の際には特別な注意が必要
ソース:北京市衛生健康委員会
日付:02/02/2024

2024116日夜、73歳の男性がワンタンを食べている時に喉を詰まらせ、気道閉塞を起こして危篤状態に陥いました。家族が120番(救急番号)通報し、現場を説明したところ、救急センター(120)の配車指令センターの配車担当者・張迎春さんが即座に対応しました。危機的な状況において、彼女はすぐに状態を把握し、直ちに一番近い救急車を出動させ、「救急医を出動させましたので、電話を切らないでください」と家族を落ち着かせました。そして、電話で家族にハイムリック法を指導しました。通話中、患者の容態は急変し、意識を失い、呼吸もなくなりました。張迎春さんは冷静沈着で、すぐに心肺蘇生法を指示しました。通報者も積極的に指示に従い、患者を救う時間を稼ぐために胸骨圧迫を続けました。間もなく、救急センター(120)の救急車が現場に到着し、救急医が直ちに心肺蘇生を引き継ぎ、一連の蘇生措置を実施しました。持続的な蘇生措置により、病院到着時に患者は心拍が回復しました。

北京救急センター(120)のアドバイス:高齢者は窒息や気道異物閉塞を避けるため、食事には特に注意を払い、ゆっくり噛んで飲み込む必要があります。気道閉塞とは様々な理由で気道が閉塞し、気体の流れが妨げられたり止まったりすることで、その結果、生体に酸素が供給されなくなり、窒息死することさえあります。気道閉塞を起こした患者は呼吸困難、咳、チアノーゼ、さらには意識喪失を経験することがあり、このような重篤な状態には迅速な救急処置が必要です。気道閉塞が発生した場合、直ちに120番通報し、医師による問診と指導を受け、医療スタッフが到着する前に患者がタイムリーで効果的な蘇生措置を受けられるようにし、患者を救う時間を確保します。