毎週救急話題:夏の食品衛生に注意する
ソース:北京市衛生健康委員会
日付:06/19/2020

  夏が来ると、路傍に炙り物の屋台や露店も多くなる。数人の友人と露店で食べながら世間話をするのはとても心地よいことであるが、大きな安全リスクを潜む可能性がある。多くの下痢患者は和え物、食べ残し、期限切れ食品などのよくある不衛生な食品を食べたことがある。このような食品はサルモネラ菌または黄色ブドウ球菌に汚染されて急性胃腸炎を引き起こしやすい。急性胃腸炎は胃腸の粘膜の急性炎症であり、疾病の経過が短く、夏で発生率が高い。その臨床症状は食べた後の数時間または十数時間に突然発生し、腹痛、下痢、嘔吐などの症状に伴い、ある程度の発熱、悪寒、無力感、眩暈、口内の苦味などの合併症も現れる可能性がある。症状の疑いがあると、下痢による重度の脱水を避けるため、直ちに受診しなければならない。重度の下痢になったり、発汗量が多かったりする時に、適度に飲料を飲んで体内の水、ビタミンと電解質の不足を補う。普段下痢しやすい者は、夏にもっと注意すべきである。予防のカギは食品安全を確保することである。即ち、冷蔵庫の中に生の食品と加熱済み食品を分け、食べる前に徹底的に加熱する。食事の前とトイレの後に手を洗い、野菜や果物を生で食べる前に、キレイに洗う。路傍の屋台の炙り物、冷えた飲料とビールを控える。夏にクーラーを使うと、室内外の温度差が大きくなるため、適度に衣類を増減して体温の突然の変化を避ける。また、下痢は患者自身の健康状況に密接に関わり、胃腸の機能が弱くなったり、運動不足になったり、抵抗力が低くなったり、冷たい物と熱いものを食べすぎたりすると、下痢も引き起こす。