毎週救急話題:高齢者は身分証明カードを持参する必要性
ソース:北京市衛生と計画出産委員会
日付:05/09/2018

 

  最近、一人の高齢者が路傍に倒れ、救助を受ける必要があるという通報を、北京救急センターは受けた。救急車が現場に駆けつけた時、その高齢者はある男性によりかかり、世話を受けた。初歩的な検査を行った後、致命傷がないと確認した。しかし、高齢者に家族の連絡方法を尋ねたとき、彼は一つの固定電話番号しか覚えなかったが、その番号を何度もかけても受ける人がなかった。そして、彼に住所を尋ねると、五棵松、中国航空科工グループ第二研究院などの単語しか覚えなかった、携帯電話、身分証明書なども持っていなかった。だから、北京救急センターは彼の居住地を管理する警察分署に直ちに連絡し、何か手がかりを掴もうとしていたが、役立てる情報をもらえなかった。最後、家族と連絡を取れないまま、その高齢者が病院へ運ばれた。

  各方面の努力の下、その高齢者の家族の電話番号が見つかれた。夜9時、その家族は病院へ駆けつけた。その家族の話によると、その高齢者はアルツハイマー病の患者であったゆえ、何度も迷子になった。身分情報を記入するカードを持たせても捨てられた。

  高齢者の記憶力が落ち、アルツハイマー病の患者がよく迷子になるゆえ、高齢者が迷子になり、意外事故に遭った場合、その家族と連絡を取れるため、高齢者の名前、住所、緊急連絡用の電話番号などの身分情報を記入するカードを作り、服のポケットに入れるのがおすすめである。